初めて親の老後?を意識した日
私には弟が2人いる。
今回里帰り出産で久しぶりに実家に帰ってきて、両親を含めた5人で生活している。
弟①はまだ大学生で、来年から就職で他県に出る予定になっている。
弟②は地元の大学に通い、今年度から地元で就職して実家に住み続けている。
私はというと大学から他県に出て一人暮らし、そのまま上京して結婚して今に至る。
今日、弟①が、やや神妙な面持ちで相談を持ちかけてきた。
弟②が「正直、姉ちゃんや兄ちゃんが羨ましいわ、俺は地元に残り続けて、色々親のこととかやっていくのも俺になるんやろうなと思うわ」とポロッと弟①に話したらしい。
私は親は親で、自分には自分の人生があると思っていて、進路や住む場所含め、確かに好きに選んで生きてきた。親に反対されたりしても「私の人生だから好きにさせて」と説得して、結局は好きに生活している。そして、次の春には弟①も親元を離れようとしている。そのような状況の中で、地元で就職した弟②だけが、「今後親に何かあったときに一番色々と担うのは自分だ」というのを意識しているようだった。
弟①はそれを聞いて衝撃を受けたと言っていた。
正直、私も衝撃を受けた。同時に、申し訳ないなとも思った。
弟②が地元で就職を決めたのも、交際している彼女とのこととか、試験のこととか、自分のやりたいこととか、おそらく様々な項目を検討した上で決めたのだと思うが、どうやらその中に「姉も兄も県外に出ていくから親の近くに居られるのは自分だけだ」ということも入っていたようだ。
いつの間にか大人になっていた弟②に驚くとともに、確かにそうだなと思った。
上2人が県外に出て、弟②だけが地元で就職をしたという現実を考えると、確かに、将来親に何かあったとき現場に駆けつけたり、病院や施設とやりとりをしたりするのは弟②にお願いせざるを得ないのかもしれない。
弟②が今の時点でそこまで見通していることに驚いた。
自分は、親に何かあったとき、遠くに住んでいて何ができるだろうか。
物理的に近い距離にいる弟②に負担が偏らないように、偏るとしてもどこかでリカバリーできるように、弟②をフォローしていった方が良さそうだと思った。
あと、弟②は両親の仲も心配しているらしい。
昨日もnoteに書いたが、うちの両親は典型的な「外で働く夫と、家のことをやる妻」という感じで、父は亭主関白気質。子供の私たちから見ても、対等な夫婦関係というよりは、父は「俺の給料で食わせてやっている」くらいの感じ。
子供が一緒にいる時よりも、夫婦2人の時の方が、亭主関白な態度に拍車がかかるらしい。「俺も実家を離れたらお母さんが辛くなるんじゃないかと思って」とも弟②が弟①に話したらしい。
いやー、色々と衝撃。
大学入学と同時に家を出て、結婚して上京して、妊娠して、自分のことばっかり考えて生きてきたなと自分を少し反省した。
多分、近くにいる分、親の色んなところをみて色んなところを感じて、今も実家に住んでいるんだと思う。同じ子供なのに、弟②にだけ色んなものを背負わせてしまっているんだなとびっくりしたし、申し訳ないな。
自分は親に、弟たちに、何ができるだろう・・・
久々の両親や弟たちとの同居は、考えることが結構多いな・・・
少し考えたけど答えは出ないので、今日のnoteは「こういうことがあって衝撃を受けた」という内容にとどめるけど、そのうちまた時間をとって考えたいな。
弟②とも、直接話をしたいと思う。
この話を夫に聞いてほしいのだが、夫は今日は飲み会とのこと。
明日ゆっくり話を聞いてもらおう。今日は寝よう。おやすみなさい。
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