見出し画像

【デュエマコラム】封印落ちが怖くて禁断抜きました!←やめよう

 こんにちは。たこ焼きそば。です。

 今回もアドバンスGPに向けた解説記事やっていきます。

 今回はインフェル星樹やバイク、赤青マジックなどの禁断〜封印されしX〜を採用することで直接恩恵を受けるデッキの話ではなく、赤単我我我などの禁断のギミックとは一切関係ないのにデッキ圧縮として禁断を採用してるデッキのお話です。

 禁断デッキ圧縮って何?

 禁断はメインデッキの1枚に含まれるため採用するとデッキ枚数が1枚減ります。

 この山札が40枚から39枚になることで特定のカードが引ける確率が上がることを利用し、禁断解放のギミックはないデッキがデッキの安定性を上げるために行ってる戦術です。

 例えばフィニッシャーが4枚採用されてると仮定するなら、それを引ける確率が4/40(10%)から4/39(約10.26%)に上昇する。

 殿堂カードなら1/40(2.5%)から1/39(約2.56%)に上がるなど僅かではありますがデッキの安定性を上げています。

 これにより全てのカードを引く確率が僅かに上がるため、コンボデッキなど複数枚のカードを扱うデッキに対してはこの数%でも大きな恩恵になります。

 全体で見れば僅か1%の違いですがGPの予選9回戦+本戦7回戦あるとするならば約16%にもなり、この16%で勝負が決まると考えるならかなり有用ですよね。

 デッキ枚数を増やすことで様々なカードが入れられ、幅広い対応力を得る代わりに、に特定のカードを引く確率が下がるルールプラスの対をなす存在と言っても過言では無いでしょう。

 これは実際に使ってる人なら共感する話ですが、オリジナルよりもアドバンスで使う赤青マジックの方が安定性が高いのは、少なからずデッキ圧縮の恩恵を受けているのもあります。

 禁断デッキ圧縮のデメリット

 ですが、入れるだけでデッキの安定性が上がるなら全デッキ脳死で突っ込んどこう!…という話でもありません。

 ルールプラス同様、禁断…いわばルールマイナスにもいくつかの弱点が存在します。それは『封印落ち』『デッキ切れの促進』『禁断討伐による特殊敗北』の3つです。

封印落ち

 まずは『封印落ち』から。デュエル・マスターズには自分のシールドに主要パーツが落ちてしまう“盾落ち”という概念があります。

 例えばコンボが決まって、山札を全て掘り切って主要パーツで決着を決めるソリティア系デッキでは、せっかくコンボを決めたのにシールドにフィニッシュパーツが落ちてしまって決着が決められず、そのまま負けてしまうこともあります。

 シールドで熱い攻防を繰り広げるゲームですが、あなたを守る存在が時に牙を剥く。それもデュエル・マスターズ。
 
 それに加え禁断を採用しているならばプラスで6枚分、そのリスクを背負うことになります。各種ソリティア系デッキや赤白サムライ、オボロティガウォックなど山札を1周することで強みを発揮するデッキに対してはここだけでも大きすぎる弱点と言っても差し支えないでしょう。

 しかし赤単我我我のような山札をそこまで掘らず、1試合で7枚〜10枚しかカードを使わないデッキであればどうでしょう。

 仮に封印にフィニッシャーの我我我が封印に落ちたとしても、結局は7〜10枚程しかカードに触れない訳ですからそこまで支障をきたすこともありません。

 分かりやすく言うなら強力かリソース確保力を持っていない赤単我我我がデッキボトム6枚に触れますか?という話です。

デッキ切れの促進

 デュエル・マスターズは山札40枚から初期手札5枚、シールド5枚を除いた30枚の山札でゲームを始めます。

 しかし禁断を採用してるなら禁断+封印6枚の計7枚も削るため山札23枚でのスタートとなります。巨大設計図やギャラクシー・チャージャー、ブロッカー展開で山札を大きく削る巨大天門などの超リソースを稼ぐデッキでは山切れのリスクが高くなってしまい、お世辞にも相性が良いとは言えません。

 しかし山札をそこまで消費しないデッキではそのデメリットはあまり気にならず、デッキによっては山札を0にすることで勝利する水上第九院 シャコガイルや♪必殺で つわものどもが 夢の跡など山札が少ないことがメリットになる点もあります。

禁断討伐による特殊敗北

 これが一番多かった印象ですが「禁断を採用することによって負け筋を増やしたくない」という意見が多数見受けられました。

 禁断の封印は0コストのカード扱いなのでテック団の破壊Go!など、自分の意志とは裏腹に相手の手によって封印すべき存在が目覚めてしまう時があります。

 その状態で確定除去カードをプレイされたなら……?

 封印すべき存在が滅ぼされ、その使用者諸共吹き飛ばされて敗北してしまう…。それを嫌って禁断を採用しないプレイヤーが多いです。




 でも、よくよく考えるとそれって成功率低くないですか?

 封印除去カードと確定除去カードがそれぞれ4枚入っていると仮定して、その2枚を同時に踏む確率は25.67%

 尚且つ踏む順番が逆であればそもそも敗北しないので敗北リスクは13%以下。これを何百試合も行った場合、トータルでは勝つ確率の方が大きいです。

 大前提として全体カード除去+確定除去を食らった試合は禁断の有る無しに関わらずに負けてる可能性が高いと考えており、99%負けが100%負けに変わるのはほぼ誤差みたいなものじゃないでしょうか。

 また、禁断解放による盤面制圧+6ドロー+超大型クリーチャーの出現はむしろメリットとも捉えることができます。

 ドキンダム自体も若干の耐性があり、4以下の呪文による確定除去やガードストライクで選ばれないフィニッシャーとして運用できることも考えたら『ただ負け筋をつくるカード』と一概にも言えませんしね。

 そもそも禁断解放+討伐による勝利をコンセプトとしたデッキはその受け性能が尋常ではなく、禁断の有無関わらずデッキコンセプト的に勝てないっていうのもありますね。

 まとめ

 ということで以上の事からまとめるに、禁断圧縮が有用なデッキは赤単我我我や一昔前のラジオがないアナカラージャオウガ(アナカラーブレイキングダウンとよばれていたもの)などの山札をそこまで触れないデッキが、安定性向上のために使うというのが有用ですね。

 GP直前は新弾発売日ということもあり、アドバンスで新デッキを持ち込みたい方は是非禁断圧縮を視野に入れてみてはいかがでしょうか。

 今後もアドバンスに関する有用な記事を書いていきますのでフォローやスキ!Twitterでの拡散などしてくれると大変励みになります。

 最後になりますが、前述した確率を1つの表にまとめましたので参考になれば嬉しいです。

 

 それでは。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?