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年間ベストアルバムを考えてみたよ♡




今年は新譜を聴くのが楽しかった♫



なので





2022年にリリースされたアルバムから特に好きだったものを選んで、好きな理由も一緒に書いてみました!



書き過ぎちゃったから、気になるアルバムのだけ読んでくれたらうれしいです♫









早速1番好きだったのから〜



1.
Water Your Garden/Magic City Hippies


あまりに素敵な庭。非現実的なほどにたくさんの花が咲き乱れている。誰かが管理しているのだろうか。すると私の古い友人を名乗る人物が現れ、私はそこへ手招きされる。チカチカした点滅音がチャーミングに、だけど何かを警告するみたいにしばらく鳴り続ける。私は好奇心を止められず、危険な匂いのするその庭の方へ行ってみてしまう。踏み入れたが最後、そこからずっとドリーミーなシンセは鳴り止まず、ショッキングピンクな幻覚が待っている。ファーストトラックのGarden fiyaのリリックは、そんなユートピアに私だけが迷い込んだと思わせる仕掛だらけ。
そんな夢みたいな場所で、彼は自分の話をし始める。彼には好きな人がいて、その人にはいつも振り回され、傷つけられ、二人でがんじがらめになっている。二人に希望的観測はないことは分かっていても、彼女の側から離れることはしたくない。  
 待って。ここは夢の中なんだから、彼女とのハッピーエンドを話しなよ。悲しい話をする必要あるの? いつのまにか、古い友人と私の境界線も、幻覚と現実の境界線も、その両方が曖昧になっている。あれ?あなたって私自身? ああ、ユートピアに逃げ込んだって、現実世界のやり直しなんてできないんだった。
私が好きな曲はHigh Above the Sun。彼は彼女のことをほろ苦い錠剤と呼ぶ。ほろ苦い。それでも飲んだら少しだけは夢を見られる。僕は彼女に中毒状態なのかもしれない。階段を軽快に登っていくようなビートと音階に重なるリリックはhigh above the sun。太陽の上くらい高いところに登れたら、そこから二人を見下ろせば、絡まりすぎてしまった自分たちの解き方が分かるかもしれない。彼が話すifの話はこの最後だけ。このアルバムが好きな理由は、毒々しいくらいの一時の夢だから。辛いのはやめたい。でも、離れ離れになるのが解決なのだとしたら、僕はそれを永遠に拒み続けるだろう。だからせめて、少しくらい、ありもしない庭で、咲き乱れる花の匂いにくらっとさせて。素敵すぎる。大好き。





てことで今年1位♡




2.
MAHAL/Toro Y Moi




mahal : 愛する人 / 高尚


 車のエンジンがうまくかからない。あっ、かかった。行き先も決めず、1人感情を揺れ動かす僕のロードムービー。運転していると色んなことを思い起こす。過去の人、社会のこと、自分のこと。ドライブ中はちょっとだけ社会活動から離脱。そして日常へと戻っていく。そんなアルバムだった。旅に出発したばかりのちょっとした緊張と無敵感はグルーヴィーなロックで。でもすぐにグワングワンとしたサイケに煙を巻かれ、Goes By So Fastではあなたを思い出してすぐにメランコリックに。ゆったりとした含みのあるサックスに挟まれるドリミーなノイズ。あなたとの過去を鮮明に思い出すことができない。そうそう、1人でボーッとしてることの幸福感はいつも最初だけで、すぐにセンチメンタルな自分が顔を出す。でも、旅に出るのを決めたときから、こんな感情になることは分かっていた。
次にかかるトラックはMagazine。私が1番好きな曲。雑誌で男が着ているTシャツと、それを大量に製造するために支払われた犠牲と破壊。悪態を付いてるだなんて言わないで。 No more drama please/嫌気を感じてるのは自分だけ? 甘すぎるエレクトロに重なる小気味良い乾いたドラムは、なんだか寝る前に脳みそで繰り返される独り言みたい。
でも彼は沈んでいかない。気付かれにくいシニカルなユーモアを言ったり、悪気なく嘘をついてみたり、ていうか普通に怒るし、時よりひどく落ち込んでしまう自分を愛してみたり、取り除かれはしない悲しみと一緒に生きていくことってこういうことなのかも!夢見心地なフォークトロニカとノイズは最後まで反復を繰り返す。ああ、音楽って言葉よりも感情の揺れ動きを表してしまうんだな。





Magazineだけでも聞いてみて♡








3.
RENAISSANCE/Beyoncé


このアルバムは、日中抑圧しているとにかく今から踊りたいんだけど…的な感情を電気ショックみたいにぶっ刺してくる。とにかくダンサンブル。昔のディスコの光景が鮮やかに蘇る。クラブで踊ることって政治だ。だって規範からの逸脱だから。どこかカウンターマインドを忍ばせて私たちは踊る。最高だと思う音楽でしか踊ってやらない。踊り方も周りに合わせてやんない。私の感性を全体に奪われてたまるものか。
一年くらい前に高かったけど泣く泣く買ったParis is BurningのDVD。ボールカルチャーに強烈に惹かれてしまうのは、彼らが高らかに生/性を謳歌する姿が眩しいから。眩しいのはそれだけじゃない。私はそこにはいられない。私はそこまでクィアでもなければ、クィアネスを解放できるだけの度胸もない。カテゴリーに合わせて衣裳を纏ってダンス。彼らはクールであることに全ての情熱をかける。あまりに強烈な人間の美しさ、ボールカルチャーの伝説的存在は今も輝きを失わない。ALIEN SUPERSTARのBeyoncéのCategory Bad bitchの声でブチ上がり。好きなものと好きなものの点と線が繋がる瞬間のために生きている私は、ここでまぬけな声を出す。
このアルバムはブラッククィアへ向けられたアルバムだ。彼らと共にあると、彼らが愛を育むことへの最大の讃歌を、地球最強DIVAのBeyoncéは高らかに歌い上げる。自分らしさを失わないで人を愛する/愛されることの素晴らしさって普遍的すぎて全てを超えてく。地球上のすべての人が、誰かを愛することにポジティブな感情を持てたらいい。だから、これは私のための音楽でもあると言ってもいいかな。私の小さなマイナー性。それは簡単に押し殺すことのできるものでもある。ねえ、誰のためにそれを押し殺しているの? Beyoncéはいつも私の強い憧れ。早くこの曲で踊りたい♡





Beyoncéのこのアルバムが救った人生を想像してうるっとしてしまう〜😭


以上がトップ3です♡











4.
A Light for Attracting Attention/The Smile



 リリックが好き。おかしいのは社会の不合理で落ち込んでしまう私たちじゃなくて、やっぱり欠陥だらけの社会システムの方だと思わせてくれる。ふとした瞬間で押し潰されないように、社会の歪みをあまり抱え込まないように。でも、The Smileはもっと先にいる。そんな慰めからは抜け出せよと、歯を食いしばるしかないんだよと、私に言う。
「なんでもかんでも社会のせいにして、自分の勝手な都合で見たくないものは見ないようにしていないか?」
人間の業から目を逸らしたい。傷つきたくないし。でも諦めない。向き合わなきゃいけない。だけど重くない。音の感触はリズムの新しさと音色の耳馴染みの良さの両面がある。ガツンと殴られるような真新しさこそないけれど、実直なギターロックはフツフツと私に熱を帯びさせる。ていうかジョニーがトムにギターロックやろうよって誘ったとかいうエピソードが最高すぎる。聞き心地の良さは、きっと音楽の面だけじゃない。彼らの苦悩は計り知れない。だから私も、絶望する素振りで終わっていたくないの!





12/14に出たライブ版が最高だからそっちも聞いてみてほしい😭




5.
BADモード/宇多田ヒカル


今でも覚えている。アルバムを初めて聞いたのはカラオケボックス。友達がback number縛りで歌っているなか、このアルバムをイヤフォンで聞きながら締め切りが今日の大学の課題をしていた。(最低)
カラオケボックスだったから、そのときは宇多田ヒカルのため息はかき消されて聞こえていなかった。  
その日のニュースとか、出口が見えてこない人との関係とか、毎日何かに落ち込んでいる。ずっとこれが続いていくの? そしたら宇多田ヒカルが「日常の小さな営みに喜びを見出すとか、私にだけ分かる愛の形を見つけていくとか、そういうことなんじゃないか」って歌うから、私は本当に本当に感動してしまいました。ああ、そういうことか。傷つくことを受け入れて、だけど傷つきすぎないために、小さな幸せをかき集めて、肩の力を抜いていきたいところ♫
このアルバムのピークは誰がなんと言おうとSomewhere Near Marseilles。12分間の極上のエレクトロニック。長い時間をかけて徐々に音と音の境界が曖昧になっていくサウンドが大好き。パリにいるあなたとロンドンにいる私は、マルセイユ辺りで合流したい。ホテルの部屋も予約しないと。プールの上で浮き沈みを虚に繰り返す感じ、揺れ動きや迷いがチラチラと見え隠れする12分間にも及ぶサウンドは、言葉にすることのできない感情を代弁するかのよう。きっと2人の関係も言葉には表せないものなのだと思わせる。




「1人で生きるより、永遠に傷つきたい」っていうリリックを、私は一生忘れられない!





12分間のエレクトロを宇多田ヒカルがやったという事実にY’sマートで泣いたの思い出した笑




6.
MAYBE IN ANOTHER LIFE…/easy life



 別の世界線とかいう圧倒的なifは、人生が不可逆であることをベッタリと見せつけてくる。小さな未練を抱え続けて生きなきゃいけないのは分かってる。でも、私はその事実にどうしても折り合いをつけられない。
アルバムのジャケットがグランド・ブダペスト・ホテルみたい。曲もなんだか絵本みたい。キュートでウェルメイド、かと思いきや、easy lifeのことだから、そこにはウィットに富んだユーモアと皮肉がたっぷり。ジャムの瓶を開けたあとに少し手がベタつくみたいな。とにかく甘い曲調と歌声とテンポで、別の世界線だったら僕たちうまくいっていたかもね♫って歌う。甘すぎるから際立ってしまうその意地っぱりが切ない。もう2人が絶対にうまくいかないことを、私にベッタリ塗ってこないでよ!
これは取り戻せない時間についてのアルバムだ。それは2人の関係性でもあるし、バンドの成長がパンデミックに奪われたことにも重なる。別の世界線だったらうまくいってた? でも僕は心のどこかで、どうしたって君とはうまくいかないことに気づいている。現実逃避としてのmaybe in another life…ではないんだよ。君とのあったかもしれない世界線を少し想像したら、どんな世界線でも君は君っぽくて、厄介で最悪で最高に素敵で、それがなんだかおかしくて、馬鹿らしくなって、こんな女とは別れてやる!ああ、なんて人間なんだ!


 




てことで大好きってワケ…





7.
CRASH/Charli XCX


私は私を変えられない。心のどこかで期待しながらありのままの自分でぶつかって、やっぱりうまくいかない。傷ついてないわけじゃない。自信はどんどんすり減っていく。だけど、痛々しいのをやめられない。だって、思いがけず誰かを素敵だと思えたら、分かり合えたと思えたら、その一瞬は見せかけに過ぎなくてもその一瞬をためらいたくないんだから。ックゥ〜〜〜〜😭ってチャーリが歌うの〜〜〜〜😭なんか私かよ〜〜〜
ダンサンブルなポップミュージックに乗せられる歌詞は従来の恋愛規範からの逸脱。お手本みたいな恋愛はできず、相手に束縛されるのはマジで嫌。Rina SawayamaとのコラボレーションのBeg For Youの、クィアアンセムのCry For Youの大胆なオマージュがまじで好きすぎる!好戦的で挑発的、だけどクィアアライの彼女自身がこれでいいのか一番揺れて悩んでる。その赤裸々さと、ポップソングでそれを歌うことに固執するチャーリーにやられた。大好き。



私の好きな曲はGood Oneです!


8.
Being Funny In a Foreign Languagr/The 1975


 歌われるのは、とにかくグチャグチャで常に揺れ動く感情群。自分は何者でもないし、すぐに間違えて簡単に落ち込む。でも落ち込むのしんどいからそういうのやめたい。社会はどんどん悪くなっていくし、もう自分のリベラルな主張には息詰まりを感じてる。もう正しくあろうとすることに疲れた。シニカルになってみようか。諦めることも必要なのか? 僕の願うことって、もしかして全部エゴ? ああエゴかもね。もう世の中のことなんてどうだっていいや。とにかく誰かに愛されたい。っていうか君だけに愛されたい。君は僕のことを愛してくれるの? ※グチャグチャ〜
思わず踊り出したくなるような80年代のポップで恍惚とさせる(時々サックス♫)サウンドとは対照的に、リリックではとにかく人間のグチャグチャした感情をユーモアたっぷりに歌う。ああ、人間ってこうだよな。人間ってみっともないよな。こんな歌を歌ってくれる人が、同時代にいることが何だか嬉しい。世の中が良くなることを願ってるけど、その主張をするために正しくある必要はなくて、間違え続けても答えを見つけ出せないままでもいい。マシューはライブの演出で、生肉を食べ、筋トレをし、自慰をし始めるらしい、笑
Part of the Bandでは面白おかしく世の中への違和感をいじったり、(I know some vaccinista tote bag chic baristas sitting in east on their communista keisters writing about their ejaculations/知り合いの洒落たバリスタは、ワクチン接種済みというロゴの入ったトートバッグを使いこなし、左翼的な振る舞いで、今日も射精についてをだらだらと綴る)
Looking For Somebody(To Love)では、突き抜けてポップな曲調なのに、銃乱射事件を起こした少年と、愛が強迫観念となって事件のトリガーになってしまったという悲劇が歌われ、
Winteringでは、実家に帰ると親族が極左だったり陰謀論に嵌っていたりでクラッとすることは目に見えていても、クリスマスくらいはと、前日の23日に実家まで1人車を走らせるという一日を歌う。
それでも最後はWhen We Are Togetherで歌われるThe only time I feel I might get better is when we are together/君とさえいられれば僕はは幸せな気分になれるというリリック。
こんだけシニカルだったくせに最後そこかよ!もう!



9.
SOS/SZA

戦争も気候変動もポピュリストのきつい発言も加速するネオリベな風潮も何から何まで大変な時代。だから簡単に沈んでいかないために、自分を愛してメンタルヘルスを向上させたい。ときに社会のあれこれから一旦頭を休ませて、大切なあなたとくだらない会話がしたい。そんなことで私は満足…。正解なんてない。だけど、それが今を生きていくことの正解に近いような気がしていたし、ポップミュージック全体がそういうムードだった。そしたらSZAが真逆のことをやった。私は泣いてしまった。


ねえねえ、あなたはどんなラブソングが好き?私は「あなたのことしか見えていないです」みたいな、誰かに盲目なまでに恋をしている瞬間を捉えた、しかし瞬間であることはその感情が長く続かないことを映し出してしまっていて、しかもそれは盲目が故に反社会的な危うさを持つ…。的なラブソングが好き!(aikoです)
でも私はそのラブソングのその後を知らなかった。ていうか知りたくなかった。SZAのSOSは、自分を見失うくらいのトキシックな恋に敗れ、ズタズタに引き裂かれてしまった自分について。ほろ苦いなんてもんじゃない。どん底のどん底で、自尊心なんて全て焼き払われましたみたいな。絶望と狂気に満ちたリリックに本当にヒリヒリする。
I might kill my ex, not the best idea
His new girlfriend's next, how'd I get here?
I might kill my ex, I still love him, though
Rather be in jail than alone
/あなたのこと殺しちゃうかも。次にあなたの今の彼女。1人でいるより、あなたを殺して牢屋にぶち込まれるほうがマシ。
こんな恐怖のリリックが、あまりにメロウで甘美的に歌われるんだからもっと怖い。
そのあと彼女はNobody Gets meで、私のことを理解してくれるのはあなたしかないと歌う。だから私はあなたを手放せない。
とにかく感情はジェットコースター。あなたに愛されたかった。だから、あなたが好きそうな女の子になろうとした。そしたらどんどん自分を失っていって、あなたがいなくなって残ったのは、まるで私じゃないクソつまんない私。ねえ、どうしてくれるの?こうして今度はあなたを呪い、今の私が大嫌いになる。
 この物語に「自尊心をすり減らしてまで恋愛をする必要ある?」なんて言うのはやわだ。相手に執着し続け、思い出を呪い続けてしまう人間の汚い部分。大勢は無自覚で、もしくは認めようとしない負の感情を、SZAはあまりに無防備で赤裸々にストーリーに昇華させる。ああ、私はきっと、自立した人間になって幸せな毎日を送ることはできないでしょう。今の私は幸せそうな人を呪うことだけ…。彼女がポジティブな感情で締め括ることは一度もなく、あるのは虚無感だけ。人を正しく愛せない全ての人へ。2022年の最後にこのアルバムを聞けてよかった。



以上がベスト9位ですーー!!


Fragments/Bonobo

BonoboとFourTetさえあればいい。今年のフジロックを思い出すたび、胸が締め付けられる。


物語のように/坂本慎太郎

 少し背筋を伸ばしながら予定を淡々とこなす。今日はなんだか人に会いたいな。キラキラとしたギターロックは60年代の懐かしさを帯び、サーフロックの陽気さが見え隠れする。私はこのムードが好き。


LOUIE/Kenny Beat

何周でも聞けるし、魔法がだんだん溶けていく感じが好き。とにかくラップの耳心地が良い。Beatinkの公式Twitterのおかげで知りました。いつもお世話になってます。


1st Congregational Church Of Eternal Love And Free Hugs/Kula Shaker

今年のロックのアルバムで1番好き。哀愁漂うおじさんがキュートでたまらない!曲順の隙がなさすぎる…。




書きすぎました〜!!書いていってどうしてこの音楽が好きなのか再確認できてうれしい♡




みなさんそれでは良いお年を〜✨✨







宇多田ヒカルと吉本ばなな



今年の1月にBADモードで文章を書いてたんだけど、一年前の私と感じてることが違くて、面白いな〜って思ったのね。載せます♫


⬇︎


吉本ばななの「キッチン」は私の大切な一冊だ。この物語では、2人の男女が将来に訪れるであろう別れに深く傷つくことを知っていても、それでも2人で生きていくことを選ぶのだ。高校生だった私は、これを美しいと思った。当時の私は別れの連続だった。そんな私の感受性に寄り添ってくれた。
大学生になった。コロナが流行した。周りとの違いにクラっとすることも増えた。社会がどんどん悪くなっていっているのに私だけが苦しんでいる。自分の感受性では、やっぱり今の世の中はしんどい。
年が明けて2022年になった。なんだか気乗りしない。そんな1月、宇多田ヒカルがアルバムを出した。タイトルが「BADモード」な時点で、私のための音楽であることを予感していた。聞き終えた。小さな興奮を覚えながら、歌詞カードを見ながらもう一度聞いた。綴られていたのは、別れの克服についてと、自分のマイナー性を含めて自分だということ。
この音楽がたくさんの人に聞かれることを想像して泣いた。「キッチン」を読み終えて本を閉じたあの時を思い出した。私にとっての「キッチン」のように、この音楽が日々苦しい思いをしている人の感受性に寄り添うことに想いを馳せた。







終わり♫











 


 















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