見出し画像

2020年読書日記25

『革命前夜』by風間八宏 木崎伸也

時期的にブックカバーチャレンジの一環のように見えますが違います。あれはざっくばらに7冊の本を案内するもの、この記事は読んだ本を紹介するもの。新型コロナウィルス影響でフットボールができなくて1ヶ月以上たちまして、禁断症状から逃れるために本棚から引っ張り出してきたのがこの本です。昨年グランパスを解任されてからの風間さんはどのようなポジションにいるのか不明ですが、偉大なる足跡が薄れてきている今では他人の心にはあまり響かない書かもしれませんね。ですが、監督を務めた筑波大学と川崎フロンターレではそれはそれは魅力的なサッカーを築いて強豪に育て上げてきました。マリノスファンのわたしでもフロンターレの方がワクワクしましたからね。

サッカージャンキーだけど歴史が浅い私なので風間さんの現役時代はほぼ知らず。風貌からは想像つかない(失礼!)天才肌だったのですめ。愚直なプレイヤーなのかと思ったクリエイティブタイプだった。誤算。そんな風間さんの技術論にも及んでいるのがこの本のいいところ。サッカー哲学を語る的な書物が多い中で実践にも役立つエッセンスが豊富だったのがよかったです。サッカーファン、プレイヤーにおすすめの1冊です、というより読むべき1冊ではないでしょうか。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?