バーのカウンターの下
私は
寂しがりだ
そして
偏屈で
愛され方を知らない
愛されて来なかったから
だと思う
親から
愛を感じたことがないから
そんなの
みんなそうだし
贅沢な悩みだよね
…
若い頃
言い寄ってくる男がいても
何故かそこに寄りかからず
バーの男性を好きになる
そんな時期があった
カウンター越しに
眺めて
話を聞いてもらう
時々
バーが終わってから
逢瀬をする
…
それを待っている間に
カウンターの下で
小さくなって
寝ていることも
何度かあったな
(靴脱いで入れるお店です)
普通の恋愛が
つまらなく感じていた
のかもしれないし
普通の恋の仕方が
分からなかったから
ただ
そこに逃げていた
だけなのかもしれない
…
寂しいとか
甘えたいとか
頼りたいとか
そんなことを
きっと
人一倍思っている私は
1番
強情で
負けず嫌いで
甘えるのが
下手だ
幾つになっても
…
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