何もかもをそうそう好きにはなりません
美味しい食べ物に出会ってしまった時は「食べまくろう!」と思う。
早く嫌いになりたいからだ。
私にとって「何かを好きになる」というのは、それぐらい恐ろしいことなのだ。(最近だと味付きゆで卵ですちなみに)
好きになることを拒否し続ける人生は別に悪くない。
心がどこにも拠っていないのは、フラットで心地よい。
でも少しは不安だ。
だってみんな何かしら大好きなモノやコトがあるし、あるいはヒトがいるんだもん。
好きなモノコトヒトの前では人は冷静でなくなる。
その姿は動物的で愛らしく、たまに憧れてみたりする。
そうはいっても、何かを好きになることは、急には出来ないので。
やっと惰性になってきたゆで卵を、まだまだ喰らうのだ。
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