備忘0615

僕らはその罪深さを認知してしまった故にもう昔みたいな態度には戻れないだろう。

写真はカンパリソーダ。
夏にとても似合うカクテル。

さて。

人前で涙を流すのは嫌いだ。
アレは搾取の一種だ。
いや、アレが搾取でなければ何が搾取なのか。

無条件に人に優しくされるなんて基本的にはあってはならないと思う。

なので人前で涙を流す時はたくさん説明する。

つーか涙を流す時は自分の無力さだとかコンプレックスを他人に指摘されたり気がつかざるを得なかった時なので、そんなアナ（女王ではない方）がある自分に落ち度があるのだ。

落ち度がなければアレをせずに済むのだ。
涙をコントロールする人生よ…。

「こういう時にひとは泣くんだろうな」とは思う。
何故か「鳥眺図」という単語が頭をよぎる。

とにかく！無条件に憐憫の情を頂くとかまっぴらごめんなのだ。
お返しをする方法がわからないからだ。

涙を流すことは搾取であり暴力だ。
涙を流しているひとの前では誰もが毅然としてはいられない。

人間性を失わせる恐ろしい行為なのである。

なのでみなさん、人前で涙を流す時はたくさん説明しましょう。

さすれば僕らはまだ人間でいられます。