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役割と居場所が見つかった話

20代の男性看護師の子と訪問看護に3件ほど同行した。

利用者の現場、訪問看護師の現場、現場を知ることは大切だから。

訪問先の女性利用者の方から次のような質問を受けた。

直野さん(私)は、これまで失敗や挫折があったと思うけど、どうやって立ち直ったの?と。

その答えは「役割を見つけた」から。

僕は病気で障害になり腐った時期もあった。

だけど、こんな人間の苦労話でも誰かの役に立つことがあると知ったから。

出来損ないみたいな僕でも、それなりに頑張ってたら、利用者さんが応援してくれるからね、と答えた。

社会に出てからこれまで、障害を理由に孤独を感じることが多かったように思う。

いまの会社を立ち上げる前は、社員数1万人規模の会社で18年ほど働いていたけど周りは健常者しかいないし、営業会社で同僚を常にライバル視してたから、周りに心を開いていない自分がいた。

まぁ、いまなら勝手に孤独を感じてたんだとわかるけど。

だけど今は、障害があろうがなかろうが自分のことを理解してくれる社員がいて、それぞれの生きづらさを生きている障害当事者や利用者様との日常があるんですよね。

今日の同行訪問で、忘れかけていた感謝の気持ちが湧いた。

ありがたかった。

実は現場を知ることはずっとやりたかったこと。

おかげで改めて居場所があることに気づけた。

このことは、病気や障害になってなければ感じることがなかったかもしれないから感謝だし、生きづらさを抱えた人たちとの出会いに感謝だし、それに何より社員に感謝である。

人生は捉え方が10割だと思う。

そういえば今年のテーマは「再出発」だったけど違うな。

やっぱり「感謝」に変えようと思った。

そんな1日でした。


※複数名訪問の補助者としての算定は取っていません。

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