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初めて地元に貢献できたのかもしれない話

僕は広島県福山市出身で今年で25歳になる。今は福山に住んでいない。そもそも福山に住んでいたのは小学4年生から高校3年生の9年間だけだ。だけど1番好きな場所はどこかと聞かれたら福山と答えるだろう。

福山に何があるのかというと、おそらく何もない。講演者の人が駅を降りてびっくりするくらい駅前には何もないかもしれない。

どうして、福山が好きなのかというと中学生から高校生にかけてのいわゆる思春期という大事な時期を福山で過ごしたからだと思っている。そこで出会った人、行った場所はよく覚えている。おそらくその年代を北海道で過ごしたら北海道が好きと言っていたと思う。

その福山が好きというのに気付いたのは、大学生のとき福岡に行ってからだ。僕の大学はあらゆる場所から人が集まっていた。山口、沖縄、愛媛などなど。半分以上は福岡だったけども笑 そこでお前の地元には何があるんだ。っていう話になる。その時気付いた。福山には何もないのかと、それは間違いだ。福山は多くの人や歴史あるものがある。下駄、鞆の浦、デニム、くわい、備後がすり、福山シティFC、、、

それ以来、そんなに福山のことを知らないにも関わらず、僕は福山への愛を強め、就職するときは地元に貢献したい。と言っていた。しかし本当は広島とは縁もゆかりもない企業に就職し、福山に帰るのも年に2回くらいだ。そのような何もできていない事実を分かっていながら、地元に貢献したい。とずっと言ってきた。

福山が好き、地元に貢献したい。と言い続けて約6年。ようやく貢献できたような気がする。貢献というより福山のために何かできたと思っている。それが「藍染」である。そもそも福山が藍染の発祥なのか、伝統のある文化なのか調べてみたけど定かではない。ただ、福山という町で1つ1つの服を丁寧に藍染しているというのは事実である。今回、福山で藍染をやっている「藍屋テロワール」さんの「紺屋 | koya」というサービスにお願いをした。

同じ時期に隣の倉敷でも同じようなサービスが公開されているのも知っていた。どちらも素敵な想いがあり、頼んでみたいと感じたが、今回は福山の「藍屋テロワール」さんに即決した。理由はわからないけど、先ほどから言っている地元に貢献したい。という想いが強かったからであろう。

ということで、初めて藍染してもらった。この藍染してもらった服も、大切な服の1つであるため、もう一度買うことにした。その大切な服を大好きな地元の色になった。ということで、福山の池で福山の人に藍染してもらったことにより、「初めて地元に貢献できたのかもしれない」と思っている次第である。

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以上で、僕の「初めて地元に貢献できたのかもしれない話」はおわり。もしよかったら、福山に降り立って見て欲しい。倉敷の美観地区に行くついででも、隣の尾道のネコを見に行くついでだとしても。まずは知ること、知ってもらうこと。何事もそこから始まると思う。僕自身も福山のことは全然知らない。知ることで、何かしたいとか何かできるとか経験の部分が生まれてくることであろう。
※駅内のサンステにある阿も珍という弁当屋さんのさば味醂干し弁当が美味しいぞ!





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