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エヴァンゲリオンを見続けて

今月は『シン・エヴァンゲリオン』で頭がいっぱいだった。4回ほど見に行って毎回違う楽しみ方をしていた。初日に2回見て、週1ペースくらいで見ていた。

エヴァは僕が10歳の時にアニメが始まって、出会ったのは12歳。ハマったのは14歳。僕は大学で心理学を専修していたのだけど、それはエヴァに出会ったからだ。実際、僕の世代の時は心理学の人気が異様に高くて、偏差値も高かった。大学に入って、70人くらい同級生が居たけど、みんなエヴァを見てたと思う。

ここらへんの話はまたどこかで書くかもしれない。

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今週は声優さん達の舞台挨拶の生中継を見に行った。聖地バルト9のチケットは惜しくも抽選に漏れたので、TOHOの劇場で配信を見た。

時間がすごく短かったし、登壇者も13人もいたので、回しが大変そうだったのもあるが、時間があっという間に過ぎてしまって、もっと見たかった。シリーズ物で番組にしてほしい。。

林原めぐみさんのご尊顔とそのお声を浴びれたのはとっても良かったし、ミサトさん役の三石琴乃さん、リツコさん役の山口由里子さんの会話はすごく微笑ましかった。山口さんを拝見したのは初めてだったのだけれど、リツコさんのイメージとはちょっと離れた、おっとりした素敵な女性だった。このお二人の写真はめちゃくちゃいい。お茶したい。


マヤさん役の長沢美樹さん、ちょっと泣いててつられて泣きそうになった。
一番キャラ変したマヤだったから、最後のシーンはホッとするよね。

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エヴァの解説動画は結構見たが、岡田斗司夫さんの解説動画はかなり良かった。

岡田さんは一緒にDAICON FILMを庵野さんと一緒にやっていたから、庵野さんのバックグラウンドや、アニメ業界の背景について経験がある方だ。安心して閲覧ができるし、内容がめちゃくちゃおもしろいので講読を始めた。

庵野さん特集のプロフェッショナルも例にもれずしっかり見た。二回くらい見た。

個人的には、宇部新川駅をバックにした庵野さんのショットは最高だったし、初号試写会の時に、庵野さんが発した二回目の「ありがとうございます」は、心に深く響いた。本当に庵野さん、並びにスタッフの皆様方、お疲れさまでした。

もちろん、安野モヨコさんの記事も拝読した。一番近くで支えていた安野さん。監督不行届ではコミカルに二人の生活が描かれているけど、大きなカブを改めて見たり、プロフェッショナルの庵野さんの発言を聞くと、いやあ超大変だよなと
本当にお疲れさまでした。

監督不行届の末尾のインタビューで「漫画の内容にダメ出しするんじゃなくて、もっと面白くするために入稿前に見せてもらった」という内容を見て、作品ファーストなアンノ夫妻の魂を感じたのでした。


実は僕も考察記事のようなものを書こうとしていたけど、やめた。作品そのものに目を向けるのは良いことだと思うけど、あまりに作者のプライベートにふれるようなことを、あれこれと推測して書くのは良くない。

僕も陥りそうになったのだけど、庵野さんが命をかけて世の中に送り出した『シン・エヴァンゲリオン』では特にやりたくないなと、そう感じた。

大いなる作品には敬意を持って接していきたいし、『シン・エヴァンゲリオン』で庵野さんは本当に丁寧に視聴するお客さんに向き合ったと思う。それはシン・エヴァを見ているときからすごく感じたし、Qから登場したミドリの発言にも片鱗が見られる。(ミドリという存在は、初めてエヴァを見る人や、現代の人を作中に宿したキャラクターだと思っている)

作者と読者は作品によってつながっていて、
その作品は作者の言葉そのもの。

庵野さんはエヴァでやりたいことをたくさんやったと思うけど、伝えたいことを僕らに伝わるように、言語化のようなものをしっかりやってくれたし、期待にちゃんと答えてくれた。

その本質は、もしこれが良いと思ったのならば、僕らがその供物を栄養として、僕らなりに成長をさせて、次の世代にその心の動き、感動をつなげていくことだと感じた。

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