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歯の治療その2

先月振りに歯医者に行ってきて、前歯の治療をした。小さいころから反対咬合で上の前歯が後ろになってるのだが、下の前歯と擦れてヒビが入っていたらしい。その間から虫歯菌が入り、中が虫歯になっているということだった。早期治療できたのでよかった。

その後、麻酔されていることを気にせずにラーメンを食べに行ったら上の前歯と、歯茎らへんの感覚がぽっかり抜けていて、思いっきり唇を噛んでしまった。痛みはない。ただ、感覚が無いぶん、どこまで傷がついているのかわからなくてとても怖かった。こんな日に限って、家系のラーメンに大盛りのご飯を頼んでしまっている。

前唇を噛んだ途端に食欲が失せてしかもうまく食べられない。残そうかと思ったけど、プライドが許さずに全部丸呑みにするように食べきった。ティッシュで口をふくと血が出ていた。

隣では常連と思われるお客さんが入っており、聞いていると来月から転勤するようで食べ納めに来たらしい。どうやら訪れた店舗はのれんわけのようで、本店より旨いと言っていた。家にいたら聞こえない雑談だ。

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久しぶりの歯の麻酔は先生が上手くて痛みを全く感じなかった。削っているときも痛みを感じなかったので、やはりうまい先生に頼むに限る。ただ大人になっても歯の治療は怖いもので、あらゆる想像力を使って、「自分はロボだ」と思い込む。口を開けてただ故障部分の修理を待つロボ。するとドリルの音もそこまで気にならずにただ終わるのを待てる。先生がめちゃめちゃ咳をしていたけど、体調大丈夫だろうか。

ところで出鼻に「今まで歯のことを考えたことはありますか」と質問が来て、前までとても優しかった先生はどこに行ってしまったのだろうと瞬で感じた。今から思うと質問の意図がわからない。そこまで放置してしまったのだろうか。確かに数年歯医者には通っていない。

あと歯の治療をしている時に話しかけられても話せないし、首をちょっとかしげるのも憚られるし、あれはどうにかならないのだろうか。なにかしらで思念伝達をしたいのだが、どうにも口を押さえられると何もできない。

痛い時に左手を上げてと言われるけど、そこまで痛くないけど、痛いと伝えておいたほうが良さそうなのでは、と思った僕は左手の親指と人差し指で「ちょっと」を掲げた。うまく伝わったようで麻酔を足してくれた。

色々と問題点を伝えられており、矯正も促されたけれども、今日はあまり話せなかった。きっと段階的に診てもらえるのだろう。安心感はある。

前に通った歯医者は主訴のみを解決して、他の問題点に関しては面倒を見てくれなかった。ホスピタリテイとはこういうものかと、やはりかかりつけ医の存在は必要だ。

内蔵も気になるのだけれど、どこか良いお医者さんはいないだろうか。毎月通うので、ぜひ診ていただきたい。


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