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『正しい”曲ピタ”の作り方』失敗しない演目制作テンプレ付き(ワンコイン講座)

こんにちは、TAKKiです。

今回のワンコイン講座では、
「曲ピタの作り方」
について解説していきます。

皆さんは、今日ピタの演目を作るとき
どんな流れで作っていますか?

今まで多くのマジシャンの演目づくりを
見てきましたが、

①使いたい曲を決める

②その曲に合わせてパフォーマンスを作る

こういう流れで作っていませんか?

残念ながら、
この流れで作っている人の
『9割が間違っています。』

しかも、
これパフォーマンス的にも突き抜けられず
一生停滞するかもしれないヤバい演目制作手順です。

いきなり驚かせてすみません。
でも事実です。

確かに「曲ピタの演目を作る」という
目的に対して、ダントツでクリアしやすい制作手順
であることは間違いないです。

ですが、この流れで作ったはいいものの

  • 思ったほど観客に刺さらない

  • 狙ったような反応が得られない

  • 先輩方のクオリティを越えられない

という人も少なくないはずです。

僕も昔は同じように演目を作っていましたが、

思うような成果が出ない

ネタを変える

でも成果が出ない

新しいネタを探す

という永遠ループに陥り、
最終的にはいろんなマジシャン仲間に

「なんかいいマジックないかな?」

と超漠然とした相談を繰り返していました。

その時点で僕の思考の中では、
「ウケないのは手品が悪い」
思うようになってたんです。

ですが、手品は1ミリも悪くありません。

今では分かります。
演目の作り方が悪かったんだと。



ということで、今回は

  • 曲先行で演目を作る落とし穴

  • 正しい曲ピタの作り方

をお話ししていきます。


本編では「演目作りのテンプレ」
解説しています。

正直、このテンプレのおかげで
僕は曲ピタ演目を作るのに
15分とかかりません。笑

そんな短い時間でサクッと作った演目が
決してクオリティが下がるわけでもなく、
なんなら未だに仕事で外せないキラーアクト
になったりもしています。


そんな風に、
短時間でもクオリティの高い曲ピタ演目を
作りたい方
はこの先にお進みください。

本記事を通して、
「演目作りの考え方」の1つを
知っていただけたらなと思います。

(全8739文字)



●購読を禁止する人

・裏技のような解決策を求める人
・自分のノウハウや方法論に自信がある人
・言葉の背景まで理解しようとしない人

●注意事項

大事な部分を根本からお伝えするために、
厳しい内容も正直に書いています。
ご理解いただける方のみこの先へお進みください。


⒈”曲先行型”の落とし穴


多くの人がやっている、

①使いたい曲を決める

②その曲に合わせてパフォーマンスを作る

この制作手順のどこに”落とし穴”
隠れているのでしょうか?

その答えは、
「曲を先に決めている」
という部分にあります。

曲先行で演目を作ることの
最大のデメリットは、

『手順が曲に左右されやすい』

という点です。

どうしても、
盛り上がる部分や落ち着く部分
のような”曲の構成”に当てはめるように
手順を組んでしまいます。

ですが、マジシャンの役割は
曲を聞かせることでも
クオリティの高いPVを作ることでもなく
「マジックを見せること」にあります。

「この曲を使いたい」
という感覚が悪いわけではないですが、

「曲を使いたい」から入って、
合うマジックを探して
曲に合わせて手順を組んで…

という構成の仕方をしてしまうと、
それはマジックを見せることよりも
その曲を使うことを優先している
のと同じ。

その時点で、
演目は”エゴの塊”になっています。

つまり、本来マジシャンがするべきなのは
曲の盛り上がりに合わせた構成ではなく
マジックそのものの効果を最大限引き出す構成
をしなければならないはず
なんです。

曲の盛り上がりに影響を受けた構成では
マジックの効果を弱めているものが多く、
いかに自分から見て完成度が高く見えようが

いざ”マジックとして”見た時には
そこまで完成度が高くない。

というのが現実です。

そう、あくまで
完成度が高い”風”なだけに
なってしまっているんです。

これこそが、
頑張っていい演目を作ったつもりなのに
思ったように観客に刺さらない原因なんです。

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