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レクイエム ニ短調 K.626(モーツァルト)

ようこそ、CLASSIC BAR VERSTECKへ。


さて、"本日のオススメ"は、モーツァルト作曲の『レクイエム ニ短調 K.626』です。(数字は無し・名曲解説全集第22巻P65)


本日は3月11日。東日本大震災のあった日です。

本日は数字を生成せず、やはりレクイエムかなという事で、モーツァルト先生の『レクイエム ニ短調 K.626』を聞きながら、亡くなられた方のご冥福をお祈りしたいと思います。


改めて、レクイエムとは。

ミサ=恵みに感謝を捧げるための「感謝の祭儀」。

ミサ曲=その「ミサ」で用いられ、「キリエ」「グロリア」「クレド」「サンクトゥス」「アニュス・デイ」の5つで構成されるが「ミサ曲」。

そして「死者のためのミサ曲」=「レクイエム」。


いくつか有名なレクイエムがありますね。

モーツァルト先生、フォーレ先生、ヴェルディ先生。

ブラームス先生のドイツレクイエムも入れましょうか。


モーツァルト先生、最後の番号のついている作品です。

作曲途中で終わり、弟子のジュースマイヤーさんによって補完され、現在に至っている。が、基本的な認知ですね。

実際には、色々な方の版があるようです。


作曲の経緯は、映画『アマデウス』がわかりやすいですね。

経済的に厳しい状況で、体調も思わしくなくなってきたモーツァルト先生に、謎の依頼人より作曲を依頼された、となっています。史実がどうかはわかりませんが、経済状況、体調は確かにその通りだったようです。


曲の構成はこのような感じです。

第1曲【イントロイトゥス:レクイエム・エテルナム(永遠の安息を)】

この作品全体の中で、唯一モーツァルト先生自身の手で最後まで完成されている楽曲との事です。「レクイエムの主題」が示されます。


第2曲【キリエ(憐れみの賛歌)】

 憐れみを乞うています。


第3曲【セクエンツィア(続唱)】

 「最後の審判」が6曲で描かれています。

 ⅰ.ディエス・イレ(怒りの日)全曲中特に有名な曲

 ⅱ.トゥーバ・ミルム(奇しきラッパの響き)

 ⅲ.レックス・トレメンデ(恐るべき御稜威の王)

 ⅳ.レコルダーレ(思い出したまえ)

 ⅴ.コンフターティス(呪われ退けられし者達が)

 ⅵ.ラクリモーサ(涙の日)


第4曲【オッフェルトリウム(奉献文)】

 パンと葡萄酒が捧げられる際に歌われる聖歌で、聖体へと変化します。

 ⅰ.ドミネ・イエス(主イエス)

 ⅱ.オスティアス(賛美の生け贄)


第5曲【サンクトゥス(聖なるかな)】

 救いへの道が示されます。


第6曲【ベネディクトゥス(祝福された者)】

 平和への参加が歌われます。


第7曲【アニュス・デイ(神の小羊)】

 聖体へと変化したパンを配るために切り分けられる際に歌われます。


第8曲【コムニオ(聖体拝領唱):ルックス・エテルナ(永遠の光)】

 聖体を拝領する際に歌われる聖歌で、聖体をいただく事でキリストと一つになります。


このような感じです。

本日はぜひ、ゆっくりと心を静めたいですね。


本日の音源は、OperaTaiyaku オペラ対訳プロジェクトさんのチャンネルを視聴しながら書き進めてきました。ありがとうございます。


本日もご来店いただきまして誠にありがとうございました。

またのお越しをお待ちしております。

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