歌劇「婚約手形」序曲(ロッシーニ)
いらっしゃいませ。ようこそ、CLASSIC BAR VERSTECKへ。
本日の数字は、4-261。
ということで、"本日のオススメ"は、名曲解説全集第4巻の261ページ、ロッシーニ作曲の『婚約手形』序曲です。
ロッシーニ先生。1792年ー1868年のイタリアの作曲家。
音楽愛好家に絞らずに、世界的中にロッシーニといえば?と質問したら、恐らく多いのは「ロッシーニ風」という回答がくるのではないかと思います。Google検索では、ロッシーニ先生のWikipediaの次に、「フランス料理のメニュー「ロッシーニ風」とは?徹底解説!」が出てきました。
残念ながら、『ウィリアム・テル』『セヴィリアの理髪師』『チェネレントラ』などの有名曲ですら、1ページ目には登場せず。。
そうです、ロッシーニといえば料理なんです。
というか、そのロッシーニって作曲家だったんですよー、って教えてあげるほうが、啓蒙的にはいいのかも。
フォアグラやトリュフを使った料理とのこと。
たしかに、
18歳 『結婚手形』を初演。オペラ作曲家としてデビュー。
21歳 『アルジェのイタリア女』
37歳 『ウィリアム・テル』(最後のオペラ)
44歳 オペラ界引退
76歳 死去
と、音楽活動期間のほうが短い。
引退してから32年。31歳で亡くなったシューベルト先生に申し訳ない。。
そんな人生を謳歌し切ったように見えるロッシーニ先生の、オペラ初演作品が、『婚約手形』。
1幕のオペラ・ブッファ(≒喜劇)。
あらすじ
新大陸カナダの裕福な商人スルックからの配偶者調達の依頼に、イギリスの商人ミルは自分の娘ファニーを嫁がすことを思いつく。しかしファニーには将来を誓い合ったエドアルドという恋人が…… 主従親族老若男女に驚愕と嘲り、恫喝と懇願、ほのめかしと決闘を次々と振り出す結婚手形は不渡りとなるのか(新国立劇場オペラ研修所公演ビラより転載)。
まぁ、200年以上前の作品にネタバレもないので言ってしまえば、最後はハッピーエンドですね。
で、その序曲。
1809年の『シンフォニア 変ホ長調』の改作とのこと。まあ、当時はよくある話ですが、ロッシーニは特に多いみたい。
明るく、
ロッシーニ・クレッシェンドで、気持ちよく終了。
どうやらロッシーニ先生もかなりの天才肌だったみたい。
本日は、牛フィレ肉のロッシーニ風を食べながらお聞きください。
ただし、序曲が短いので、おそらく食べ終わる前に曲が終わってしまうとおもいます。
本日の音源は、オルフェウス室内管弦楽団の演奏でした。
では、またのご来店をお待ちしております。
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