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ヴァイオリン・ソナタ第4番イ短調(ベートーヴェン)

いらっしゃいませ。

ようこそ、CLASSIC BAR VERSTECKへ。


さて、"本日のオススメ"は、ベートーヴェン作曲の『ヴァイオリン・ソナタ第4番イ短調』です。(数字は12-128。名曲解説全集第12巻P128)


ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン先生。前回の登場は、弦楽四重奏曲第14番嬰ハ短調の回でしたね。


本日の曲は、『ヴァイオリン・ソナタ第4番イ短調』です。

ベートーヴェン先生は、ヴァイオリン・ソナタを10曲作曲しています。第1番ができたのは、28歳頃でした。そして第4番は、31歳頃。

なんと、ベートーヴェン先生は、ヴァイオリン・ソナタ10曲のうち、9曲を5年の間に作っています。28歳頃から33歳頃です。


んー、どんな時期だったのでしょうか。


30歳頃には、ほぼ弦楽四重奏曲第1番~第6番、交響曲第1番、ピアノ協奏曲第3番まで完成。

31歳頃は、本日のヴァイオリン・ソナタ第4番のほか、ピアノ・ソナタだと第15番まで完成しています。

32歳頃には、ピアノ・ソナタは18番まで進み、

33歳頃には、ピアノ・ソナタは21番まで進み、交響曲は第2番を完成。


この期間で最も重要なのはやはり、32歳頃には、「ハイリゲンシュタットの遺書」を認めます。


本日の曲は、翌年には遺書を書かんとするほどの難聴に苦しんでいる時に書かれた曲、という事になります。そして、ベートーヴェン先生のヴァイオリン音楽の転換点になった曲との事です。


改めて曲を聞いてみると、これは、ヴァイオリン・ソナタというジャンルに対する勉強不足か、ベートーヴェン先生だからなのかわかりませんが~


が、なんか「ヴァイオリン」様のために全面的にお膳立てしましたー、みたいなのが薄く、ヴァイオリンとピアノがほぼほぼ対等関係にある、そんな感じがするんですよね。ヴァイオリンさんどうぞ、いやいやピアノさんこそどうぞどうぞ、みたいな。

いやもしかしたら、こっちだって負けてないから、という負けず嫌いの応酬なのかもしれない。

他のも8つの曲もまとめて聞いてみたいですね。


なぜこの時期にまとめてヴァイオリン・ソナタを書いたのか。

あと9曲あるので、ゆるやかに考えていきますね。


本日の音源は、Plow Fatさんのチャンネルを聴きながら書き進めてきました。ありがとうございました。


本日もご来店いただきまして誠にありがとうございました。

またのお越しをお待ちしております。

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