『弦楽四重奏曲第14番 嬰ハ短調 』(ベートーヴェン)
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さて、"本日のオススメ"は、ベートーヴェン作曲の『弦楽四重奏曲第14番 嬰ハ短調 Op.131』です。(数字は12-72・名曲解説全集第12巻P72)
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン先生。1770年-1827年のドイツの作曲家ですね。この数日のうちに何度も名前が出てきたので、すでに紹介しているかと思いきや、曲の紹介は初登場との事。
祖父(歌手、鍵盤奏者)も父(歌手)も宮廷で演奏する音楽一家。酒飲みの父は、祖父の遺産を使い果たし、ベートーヴェン先生を鍛えて収入源にしようと、かなり厳しい教育を行いました。4歳頃のお話し。
8歳頃には、演奏会に出演し、デビュー
12歳頃には、個人教師に師事
16歳頃には、憧れのモーツァルト先生を訪問
20歳の頃には、ハイドン先生に会い、才能を認められ、レッスンを認められるものの、ハイドン先生自身が忙しく、あまりレッスンは行われなかったらしい。ただ、別の先生に教わり、確実に力をつけていく。
ウィーンで知名度を上げていく
20代後半からは難聴が悪化
32歳の頃には、有名なハイリゲンシュタットの遺書を書く
このあと34歳の頃に、交響曲第3番
47歳〜54歳の頃には交響曲第9番を作曲
57歳の頃、死去
交響曲第1番は、30歳の頃に完成。
弦楽四重奏曲第1番は、29歳の頃に完成。
本日の第14番は、死の8ヶ月前に完成。
第9のあとに書かれた、最晩年の作品です。
ベートーヴェン自身、会心の作、と。
7楽章の構成で、中断せずに一気に演奏されます。
ベートーヴェン先生は、基本的な事をしっかり学んだ上で、新しい道を切り拓いているところですね。
ブルックナーと同じ72歳まで生きたら、きっと音楽の流れも変わったのだろうと思います。
さすがに第9のあとの作品であり、自発的に作りたくて作った曲だけあって、40分程度の密度は大変高い。
本日の音源は、ハーゲン四重奏団の演奏でした。
本日もご来店頂きましてありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
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