ギター協奏曲(ヴィラ=ロボス)

いらっしゃいませ。

ようこそ、CLASSIC BAR VERSTECKへ。

本日、開店ミスしまして、こんな時間になってしまいました。。


さて、気を取り直して。

"本日のオススメ"は、ヴィラ=ロボス作曲の『ギター協奏曲』です。(数字は10-144。名曲解説全集第10巻P144)

エイトル・ヴィラ=ロボス先生。1887年-1959年(72歳)の、ブラジル出身の作曲家ですね。


なんと、ブラジルの紙幣の肖像になったとの事。

素敵な話です。


アマチュア音楽家の父と、大バッハ先生の平均律クラヴィーア集を好んで弾いていた叔母に音楽の今日教育を受け、ピアノ、クラリネット、チェロを学び、カフェでチェリストとして演奏するように。

18歳頃には、北部へブラジルの民謡を採集したり、リオ・デ・ジャネイロの音楽院で学んだりしながら、28歳頃には新作のコンサートを開催、近代音楽週間への参加などの活動が認められ、36歳頃には政府の奨学金でパリへ。


帰国後の43歳頃には、リオ・デ・ジャネイロ音楽院の院長に就任し、音楽教育に力を入れるとともに、ブラジルに根差した音楽を作り、紹介し続けました。

全体では1000作品以上(消失したものを含めると2000以上らしい)の作品を作った、スゴい人です。

そんなヴィラ=ロボス先生の、64歳頃の作品、『ギター協奏曲』。

パリ時代に出会ったセゴビア先生からの依頼で作曲。セゴビア先生、ポンセの回にも出てきました。ギターといえば、セゴビア先生。


本日の曲は、思った以上に「協奏曲」ですね。

ブラジル音楽の特質があるのか、平均律クラヴィーア集を聴いて育った影響があるのか。

1951年の曲ですが、旋律も和声も大変聴きやすい。

でも新しい風が吹いている感じもする。

とても良い雰囲気にしてくれる曲です。


本日は、カシャッサを飲みながらお聴き頂くのも良いかもしれません。


本日の音源は、YouTubeのPablo Sáinz-Villegas, Spanish Guitarさんのチャンネルを視聴しながら書き進めてきました。ありがとうございます。


本日もご来店いただきまして誠にありがとうございます。

またのお越しをお待ちしております。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?