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交響曲第3番(コープランド)

いらっしゃいませ。

ようこそ、CLASSIC BAR VERSTECKへ。

開店、遅くなりました。


さて、"本日のオススメ"は、コープランド作曲の『交響曲第3番』です。(数字は3-169・名曲解説全集第3巻P169)


アーロン・コープランド先生。1900年-1990年(90歳)の、アメリカの作曲家でしたね。

クラリネット協奏曲の回以来、2回目の登場ですね。


本日の曲は、『交響曲第3番』。

コープランド先生、ナンバーでカウントされている交響曲は3曲、交響曲の名前が付いている曲が2曲の、合わせて5曲を残しています。


オルガンと管弦楽のための交響曲(24歳ころ)

舞踏交響曲(25歳ころ)

交響曲第1番(28歳ころ)

交響曲第2番(34歳ころ)

交響曲第3番(46歳ころ)


ただ、先生の交響曲の作曲は面白く、

オルガンと管弦楽のための交響曲は、オルガンを除いて交響曲第1番に

舞踏交響曲は、バレエ組曲「グローグ」から改作

交響曲第2番は、のちに六重奏曲へと改作

という感じで、ちょっとほかの作曲家の交響曲とは趣が違うかなという感じです。


第3番の作曲の時期は、コープランド先生の有名曲である『ビリ・ザ・キッド』(38歳ころ)、『ロデオ』(42歳ころ)、『アパラチアの春』(42歳ころ)、などを作った後で、先生の創作意欲も充実したものになっていたようです。

先生の音楽の特徴であるアメリカの民族的な色を、先生は抑えようとし、民族的・民謡的な素材を含んではいないと先生自身はおっしゃっていたようですが、隠しきれなかったみたいですね。


曲は、4楽章構成で、40分ほどの、交響曲っぽい交響曲のフォーマット。

使用楽器や、奏でられる音は、もちろんこの時代のものだと思いますが、とても聞きやすいです。

しかも、4楽章は、『市民のためのファンファーレ』を導入部に持ち、このテーマで進行し、展開していく楽章です。なので、大変面白い。

なので、聞き方を変えると、4楽章だけ聞いて、市民のためのファンファーレを管弦楽曲化したものだとして聞いてみると、かなり面白い。


本日の音源は、JGMさんのチャンネルを視聴しながら書き進めてきました。ありがとうございます。


本日もご来店いただきまして誠にありがとうございました。

またのお越しをお待ちしております。

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