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ピアノソナタ(バーバー)

いらっしゃいませ。

ようこそ、CLASSIC BAR VERSTECKへ。


さて、"本日のオススメ"は、バーバー作曲の『ピアノソナタ』です。(数字は17-358。名曲解説全集第17巻P356)


サミュエル・バーバー先生。1910年-1981年(70歳)の、アメリカの作曲家ですね。

母がアマチュアですがピアノを弾き、親戚の中にはオペラ歌手もいた、そんな家庭環境。14歳でアメリカの名門音楽学校「カーティス音楽院」に入学し、作曲・ピアノ・声楽・指揮を学びます。

序曲『悪口学校』や『ドーヴァー・ビーチ』を作曲、最優秀で同学院を卒業し、25歳頃にはアメリカ・ローマ大賞を受賞し、奨学金を得てイタリアへ留学。この地で作曲した弦楽四重奏曲の2楽章が、『弦楽のためのアダージョ』としてまとめ直され、バーバー先生の代表作に。

オペラ『ヴァネッサ』(25歳頃)や『ピアノ協奏曲』(52歳頃)では、ピューリッツァー賞を受賞。

この時代の多くの作曲家とは違い、保守的・伝統的で、ロマン主義的なメロディーは、多くの聴衆の心をつかみました。


そんなバーバー先生の、『ピアノソナタ』。ピアノソナタは、1曲のみしか書いていません。変ホ短調。

先生、39歳頃の作品です。


なんと、ホロヴィッツ先生のために書かれた曲であるとの事。

曲は、バーバー先生の曲としては書法は斬新な方で、十二音技法の応用、不協和音での響きでロマン性を浮き彫りにしている、らしい。

確かに大変聞き心地の良い作品です。


本日の音源は、incontrario motuさんのチャンネルを視聴しながら書き進めてきました。ホロヴィッツ先生の演奏ですね。他のも聞いてみましたが、迫力が違いますね。


本日もご来店いただきまして誠にありがとうございました。

またのお越しをお待ちしております。

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