【岩手の高校野球】21世紀枠推薦校は久慈高校!
岩手県高野連は理事会を開き、2025年春のセンバツ甲子園の21世紀枠候補として、秋の県大会3位で東北大会へ出場し初戦を突破した久慈高校を推薦する方針を決めました。
選考の決め手は?
学業と部活を両立させ文武両道であることや、近年の県大会で上位の成績を残していることが評価されたものとの事です。また、今夏に久慈地区では豪雨による大きな被害がありました。久慈高校が甲子園出場となれば、地元の皆さんを勇気づける事になるでしょう。
久慈高校には個人的な思い入れがあります。
久慈高校のある久慈地区は、元々野球が盛んな地域で多くの甲子園球児を輩出しています。中学年代の活動が特に盛んで、22年には全国中学生都道府県対抗野球大会で久慈DREAMSが準優勝。その中心選手が揃って久慈高校へ進学。現2年生世代が久慈DREAMSでの全国準優勝経験世代です。
特に和野虎牙選手は1年生の夏からチームの4番に座るスラッガー。彼の夏のデビュー戦となった1年夏の初戦・西和賀高校で事件が発生しました。和野君が柵越のホームランを放つも、何故かホームランが無効に。
和野君がホームベースを踏み忘れていた事が原因でした。
まさに「幻のホームラン」
しかし凄いのは、次戦の専大北上戦でした。
和野君はまたしても柵越のホームランを放ちます。今度は周りの先輩方に茶化されながら慎重にホームイン。この年から開場になったきたぎんボールパークで鮮烈デビューを果たしました。
👇その時の様子が写っている動画です。
センバツ出場の可能性は?
21世紀枠の選考には複数の要素が総合的に評価されます。 まず第一に、秋季地方大会で上位の成績を収めていることが求められます。 具体的には、129校以上の加盟校がある都道府県ではベスト32以上、それ以外の都道府県ではベスト16以上の成績が必須です。 これは、一定の実力を備えていることを示すための基準です。しかし、近年では都道府県大会を勝ち抜き地区大会(東北大会)へ出場した学校が選出されるケースが多く、久慈高校はその条件を満たしています。
今後は、12月13日に各地区ごとの推薦校9校決定を経て、来年1月24日のセンバツ選考委員会で2校が選考されます。つまり、東北地区の各県推薦校6校の中からまずは1校に絞られるわけです。21世紀枠の誕生から20年以上が経過し、推薦校もやや枯渇気味。今年の東北大会の出場校は常連の私立校で占められており、21世紀枠の東北推薦を久慈高校が受ける可能性は比較的高い気がします。しかし、そこを突破しても確率は9分の2。そう考えると21世紀枠でのセンバツ出場は狭き門ですね。
来秋の東北大会は岩手開催!
岩手県高野連は理事会では、来シーズンの詳しい大会開催日程決定しました。春の大会については準々決勝まで一関運動公園野球場としんきん森山スタジアムで、決勝・準決勝・3位決定戦は野田村総合運動公園野球場を会場に開催という過去に記憶のない分散開催となります。
春季東北大会は山形、秋季東北大会は岩手にて開催されます。
今から来シーズンが楽しみですね。
花巻東、久慈のセンバツ出場を祈りながら、まずは厳しい冬の訪れを待ちたいと思います。
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