僕と自転車

2023年7月17日(月)
こんばんは。
月曜日は9-15でバイトだった。その後近くの自転車屋さんに行って、なんと自転車を買った。僕と自転車の付き合いは僕が大学3回生の冬で途切れており、それ以来の出会いになるのでおよそ4年ぶりとなる。この4年間は自転車に乗らなかった。5歳から自転車に乗り出し、中学高校は通学で乗り回し、大学でも3年間は毎日のようにサドルに跨っていた身としては、自転車のない生活なんて考えられなかった。考えられなかったはずなのに4回生のときは自転車を買わなかった。新生活で自転車を買わないまましばらく経つと、自転車がなくても生活できるようになってしまい、今度は買うきっかけが見つけられずにズルズルとアンバイシクルライフを送ってしまっていた。どう考えても、どう考えても引っ越した瞬間に買うべきは自転車だった。4回生の春、僕は正直病んでいた。なんか頭がおかしかったのを今は認められる。だから、というのも変だけど、自転車を買えなかった。もっとバカなのは、大学を卒業して引っ越してすぐに自転車を買わなかった僕だ。それは去年の春の僕のことで、今夏自転車を買った僕と同一人物なのだ。とにかく自転車を、乗る予定がないにしても買っておけば良かったのだ。僕はバカだった。と、思うくらい、自転車屋さんからの帰り道は快適だった。僕はコンビニでアルバイトをしているのだが、自転車屋さんに入るとよく来るお客さんが大勢いた。「あ、あの人とあの人同じとこで働いてたんだ!」の答え合わせが心地良かった。自転車はもう要望に沿う見た中で一番安いものを特にこだわるわけでもなくパッと買った。自転車を買うと決めてからというもの自転車を持っていない自分が恥ずかしく、とにかく早くあっち側になりたかった。試乗も店員さんに見守られながら何も考えず炎天下の駐車場を一周して、「じゃあこれください」と言って降りた。店員さんは試乗中何を考えているんだろう。その後その場でオプションなどの説明を受けたが、きっとお互いが「なんで屋外でやってるんだろう」と思っていた。屋外でやればさっさと決めて涼しい室内に入るために全部乗っけさせようとしてるなと途中で気づいた聡明な僕は、僕の体力を犠牲にして真剣に悩んで真剣に悩むふりをしてオプションを二つ断った。なぜか僕だけ汗だくのお会計は惨めだったが、いつも僕が店員で目の前の人がお客さんだったのにその立場が逆転している状況が面白くてなんか楽しかった。いつも行くスーパーに歩いて行き、「歩いてくるのは今日が最後なんだよ」と挨拶するかのように買い物をして帰った。そうめんを食べていたら引き取り予定時刻を過ぎており、閉店しかけていたので慌てて自転車屋さんに向かった。そして4年ぶりとなる相棒を手に入れ、気分上々で家に帰った。しかしベランダには捨てれずにいる4年前の自転車が置いてある。これをどうにかしないといけないのだが、僕をはじめとする人間は、やらなくてもいいいつかはやらなくてはいけないことを後回しにする習性があるので、次引っ越す時とかに処分されるのだろうね。この自転車は妹に貸したのに妹がほぼ乗らずに雨ざらしになっており、タイヤの金属部分に蜂の巣ができている変な自転車。
たきざきでした。また来ます。

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