症例➀

69歳 女性
現病歴『貧血 発熱 白血病』

フロセミド錠20mg 1錠
分1 朝食後 18日分
タケキャブ錠20mg 1錠
分1 朝食後 21日分
プレドニン錠5mg 4錠
朝2錠 昼1錠 夕1錠 21日分

前回処方
タケキャブ錠20mg 1錠
分1 朝食後 14日分
プレドニン錠5mg 5錠
朝2錠 昼2錠 夕1錠 14日分

前回処方から、デカドロン錠4mg削除』

前回処方時
【前々回のデカドロン錠4mgはよく効いて、吐き気はなかったけれど、離脱症状が強かった。吐き気を抑えながら離脱症状が少ないようにという方向へ】

今回処方時
【浮腫みが強いです。お薬で浮腫みが起きているので、用量を調節して様子見るようです。】

【問題】
1. ステロイドについての記述のうち正しいものは次のうちどれか、2つ選べ
①抗炎症薬として用いる際、プレドニン錠よりフロリネフ錠が効果的である
②鉱質コルチコイドに類似した構造をもち、水分の再吸収を行う
③ステロイドは用量を急激に減量すると、副腎クリーゼの恐れがある
④副腎皮質ホルモンは視床下部からのシグナルで統制されている。クッシング病では、検査値としてACTHは低値を示す

2. 処方内容について考えられることはどれか、誤っているものを1つ選べ
①フロセミド錠により、低K血症に注意する必要がある
②タケキャブ錠は、本来1日2回服用する必要がある
③ステロイドにより、高血圧や胃潰瘍を起こすことがある
④エンシュアを処方する指標として、アルブミンやChE値が参考にされる

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