見出し画像

ラテン家族愛劇場

「オラ、アレクシータ!!ミ・イハ・ケタル??」

まるで50年ぶりに再会したかのように電話から飛び出してハグとキスをする

義理の母親の姿を目の当たりにした

「オラ、マミ、テ・エクストラ―ニョ(´;ω;`)!!!!!🌸😎」

すかさず同じく電話から乗り出してハグとキスをする

妻の妹の姿を脳裏に焼き付けた

彼らは"本気"でこれをやるのだ

そこには小奇麗に体裁を整えた形式的、儀式的なやりとりはない

もっと心の奥底から湧く純度の高い"家族愛"がある

それも何代も積み重ねてきた家族愛の連鎖の一途に

彼らがいるようなスケールである

ちなみに50年ぶりの再会ではなく、

1週間ぶりの"電話"でのやりとりである

そしてこれは"家族"内だけでなく"親族"内でも同じやりとりがかわされる

おじ、おば、祖父、祖母、おじの兄、おじの妹、おばの姉......

常に誰かしら親族と電話やテクストでやりとりをしている

毎日が劇場の中でやりとりされる激情の酌み交わしのようだ

これがラテンの"Familia"というやつかと唖然としつつも

社会における進化の過程で忘れ去られてしまった大切なものを

体験させてもらって、うらやましい気にもなる

彼らは常に"親族"を自分のことのように気遣っている

親族で誰か困った人がいれば親族総出で助ける

「アプロベチャール」というスペイン語があるが

親族の助けを借りる側も背徳感も罪悪感もない

「困ったときは有難く助けにあやかる」

そして困ったときは助け合って"親族総出"で難局を乗り切る

「現代は核家族化が進み.....」「親は子離れを.....」など

一部メディアが作り出す風潮はあるが、

まず間違いないく親族で団結して助け合って生きていくことは

助け合っていける関係であれば

難局を乗り切る時や喜びを増やすという観点で

素晴らしく効果的なのではないかと思う

もちろん家庭の色々な事情があるし、強制されるべきものではない

距離をおいたほうが良い、もしくは置く必要がある方もいらっしゃるだろう

だが、私自身個人的にここで体験した家族愛、親族愛は、

私達の子供の世代に残してあげたい大切な財産です

親族単位でいかに栄えるか(生き抜くか)?こういう視点が

今後また見直される時代になると思う

それではまた、ノスべモス。
















この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?