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【振り返り】2022年。起き上がれろっきー。

1月「ベッドから起き上がれない」そうして始まった2022年

2022年1月、私は持病が悪化しておりベッドから起き上がれずにいた。
クリスマスもお正月も、家で一人で過ごした。
年越しのカウントダウンもなく、気づいたら2022年を迎えていた。

こう書くととても寂しいスタートのように思えるが、
毎年冬は体調が悪化する時期なので、正直なところもう慣れっこだった。
良くも悪くも、慣れってすごい。

このときの僕は、2022年がこんなにも最高の1年になるとは思ってもいなかった。

3月「桜が咲いていない赤レンガ」出会いの春?

僕がダウンしていた3ヶ月、献身的に支え続けてくれていた女性がいた。
体調の心配だけではなく、面白おかしい話題をくれたりと、
身体的にも精神的に支えてくれた女性だった。

「一緒に桜を見に行かない?」
そう言って横浜赤レンガのデートに誘った。

僕はいつも詰めが甘いので、今回も下調べがずさんだった。
時期が早すぎて桜は一輪も咲いていなかった。
というか3月に咲いているわけがなかった。
下調べとかの問題ではない。

そんな状況でも彼女は笑い飛ばしてくれた。というか爆笑していた。

「よし!告白しよう!」

そして無事付き合うことができたのでした。
めでたしめでたし。

ここが2022年の転換期だった気がする。

せめてもの気持ちでご馳走したさくらのフラペチーノ

5月「ここで働かせてください」挑戦の転職活動

体調が良くなってきた僕は、
一般雇用枠と、障害者雇用枠の2つの枠で転職活動を並行していた。

そう、2022年の大きなトピックに
「障害者手帳の取得」がある。
3年ほど前から障害名はついていたものの、どこか踏ん切りがつかず未取得の状態だった。
しかし転職の可能性を広げるためにいよいよ取得を決心したのだった。

体調を大事にしつつ、仕事の挑戦も続けたい。
でも現実には、どちらか一方しか手にできないのではないだろうか・・・
僕は大きな不安を抱えながら日々活動を続けていた。

そんなとき、出会ったのがスマートキャンプだった。

とある障害者転職求人サイトで見つけたスマートキャンプは、
求める人物像に「Vision・Mission・Valuesに共感してくださる方」と記載があった。
他の企業がスキルなどを並べる中、目を引く文言だった。

すぐにスマートキャンプのVMVを調べた。
中でもMISSIONに感銘を受けた僕は、すぐに志望動機を書いた。

貴社が掲げるMISSION「テクノロジーで社会の非効率をなくす」という言葉に強い魅力を感じたこと、またVALUESの1つである「Ownership」にやりがいを感じたため志望いたしました。
私はこれまで一貫して人材エージェントとして経験を積んでまいりました。企業と求職者の間に立つ仕事にやりがいを感じる一方で、非効率な事務作業が多いのも事実でした。テクノロジーの力で採用をより効率化出来れば、エージェントの介在価値はよりクリエイティブな形に進化するだろうと感じていました。採用のみならず様々な場面でテクノロジーが非効率を解消する価値は高いと考えており、MISSIONに紐づく貴社の一貫した事業展開に魅力を感じております。
また、私はこれまで一般雇用枠で自己成長を志して業務に臨んできました。障害者雇用枠の中でも、これまでのように主体的に仕事に臨みたいと考えております。貴社は少数精鋭、Ownershipを持って働くことを評価してくださると感じ、仕事に望むスタンスとしてやりがいを感じられると考え、志望いたしました。

ありがたいことに選考に進むことができた。

選考では体調のことに加えて、
どんな挑戦ができそうか?どんなキャリアを作っていけそうか?
など、前向きな話を沢山出していただき、
次第に僕の気持ちは、「ここしかない」そう確信していた。

5月、有り難くも内定をいただき僕は入社を決意した。
この出会いが人生を大きく前に進ませることになるのだった。

9月「いつでも歓迎するよ」第3の居場所


僕は社会人3年目の頃から副業をしている。
一般社団法人ウィルドアという団体で、高校生向けのキャリア教育プログラムを開発/提供している。

そんなウィルドアは順調に拡大を続け、
今年ついに3人の正社員を雇う規模にまで拡大した。
第2創業期と言えるかもしれない。

私はと言うと、障害の影響が顕著に出始めてからは副業活動を控えていた。
所属しているにも関わらず何もできていないことが正直きまずかった。

そんな私をウィルドアメンバーは「経営合宿」に誘ってくれた。
合宿で、メンバーはこう言ってくれた。

できるときに、できる範囲で関わってくれたらいい。いつでも歓迎するよ

あぁ、やっぱりウィルドアが好きだ。
いつか恩返しできるように目の前のことを頑張ろう。

僕にとってもすっきりと再スタートをきることができた瞬間だった。

合宿ではVMやCREDOを考え直すワークショップを行った

11月「社長賞です」奇跡の受賞

5月に入社したスマートキャンプでは順調に仕事を進められていた。
体調が悪化することはなく、10月にはフルタイムになることができた。

およそ半年おきに体調悪化のリズムがやってくる僕にとって、
ここまで無事に来れたことは本当にスゴイことだった。

会社が様々な手厚いサポートと理解をしてくれたこと。
パートナーが支えてくれたこと。
お医者さんが細かく指導してくださったこと。
僕自身がしっかり体調管理に向き合えていたこと。
全てに心から感謝しています。

安定だけでなく、数多くのことに挑戦させていただいた。

図々しくも入社1週間で「これって非効率じゃないですか・・・?」と、
業務に口出しをし、改善案を提案した。

上司はそれを「ぜひやってほしい!」と即後押ししてくれた。
力添えを頂きながらプロジェクトとしてしっかり完遂することができた。
「誰でも挑戦できる会社」であることを入社1週間で僕は実感した。

11月にはAWARDという全社イベントがあった。
社内でもっともVMVを体現した社員を表彰する一大イベントだ。

雇用形態や障害有無にかかわらず輝ける会社であることを証明したい。
そう思い、僕はこのイベントにエントリーした。

予選1回戦、予選2回戦を無事に勝ち進み、
なんと大会ファイナリストに残ることができた。

全社員の前でプレゼンする機会をいただき、万全の準備をして臨んだ。
これまでの実績と、仕事に込めてきた思いをぶちまけた。

結果は・・・なんと【社長賞】だった。
本気で狙っていたものの、いざ名前が呼ばれると頭が真っ白になった。
受賞スピーチもちゃんと考えていたのに全て飛んだ。
それほど嬉しかった。

この会社は平等に評価してくれる。
障害も雇用形態も、入社年月さえも関係ない。
この最高の会社で挑戦し続けていきたい。
この素敵な環境に恩返ししたい。

心からそう思った。

現在は次の挑戦に向かっている。

12月「来年もちょびっと挑戦したい」率直な本音

あらためて、今年1年は最高の1年だった。

特に11月、社長賞として努力が形になったことは本当に嬉しかった。
自分の生き方の自信にもなった。

安定と挑戦
そのバランスの取り方が少しわかったような気がする。

このバランスは自分ひとりでは維持できない。
本当にたくさんの人に支えられて、今の僕がある。

すべての人に心から感謝です。
何度も言います。
すべての人に心から感謝です。

来年はもっと挑戦していきたい。
性格的にどうしてもそう思ってしまうが、
慌てる気持ちを抑え、ちょびっとずつ挑戦していこうと思う。

僕にとっては「ちょびっと挑戦しよう」と気持ちを抑えているくらいがちょうどいいのかもしれない。
それでも人並みよりはたくさん挑戦していくんじゃないだろうか。
挑戦が大好きだし。



2022年。起き上がれろっきー。

ベッドから起き上がれないところからスタートした2022年。
気づけばあっという間に季節が過ぎた。

社長賞が取れた!など特大イベントもあったが、

思い返せば、
毎日ちゃんとベッドから起き上がれるようになれていること
それだけでも本当に大きな成果。

2022年、僕はベッドから起き上がった。
えらい。えらすぎる。

ベッドから起き上がり、
多くの人の力を借り、目の前のことを必死に頑張っていたら
結果としていろいろなものが付いてきた。
そんな1年だった。


そんな最高の2022年に感謝しながら、
大好きなおしるこを飲んで年末年始を過ごそうと思います。

2022年は本当にお世話になりました。
2023年もどうぞよろしくお願い致します。


大の甘党なのでケーキで締める


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