一人暮らし
一人暮らしをしたいと言ったら、母が泣いた。
わたしが一人暮らしをしたいのは、通勤時間がつらいからだ。
もう25歳で、将来結婚するかもわからないし、いつまでも実家にいるのは。という気持ちもある。
一人で生活してみたいとも思う。
地方出身ではないので、わたしの周りに実家暮らしの友だちはたくさんいるし、それについては何も思わないけど、一人暮らしをしたいというのはべつに自然なことだと思う。むしろ遅いくらいかもしれない。
今は母とわたしの二人で暮らしているから、わたしが家を出ると言ったら、母は寂しがるだろうとは思っていた。
実は一年ほど前にも一人暮らしをしたいと考えたことがあったのだが、母に言い出せなかったし、ちょうど体調を崩して休職をしたのでいったん考えるのをやめていたのだ。
でも、母を気遣って実家に居続けるというのもちがうと思う。
母が心配だからという理由は、わたしが自立していない言い訳だとも思った。
だから話してみたら、泣かせてしまった。寂しいと言うだろうとは思っていたけど、まさか泣くとは思わなかった。
一人暮らししたいというのを止めることはできないけど。とは言っていた。
親とはそういうものなのか。わたしは親になったことがないから、完全には理解できない気持ちなのだろうか。
母のことは大好きだし、一人暮らしをしてもしょっちゅう帰ってきてしまうだろうと思うけど、わたしは家を出るべきだと思った。
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