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絶対に裏切れないもの

「君には絶対に裏切れないものや、譲れないものはあるかい?」

先日ある動画を観ていてこんなやりとりがあった。

回答者が「なんだろうなあ。難しいな。譲れないものか。あるような、ないような。うーん、、」と数秒考えている間に、わたしもこの質問に対して、回答者あるいは自分自身はなんと答えるか考えていた。

この人は家族や恋人と答えるのだろうか。わたしには譲れないものはあっただろうか。


そんなふうに思っていると、回答者はこう話しはじめた。

「ベタな答えかもしれないけど、自分の中の自分の声に逆らいたくない、、そういう考えはあるな。」
「自分が強く感じたこと。直感的なものだからこれというものがあるわけじゃないんだけど。」

本人はベタな答えだと言っていたが、わたしには深く刺さった。

そうだ、わたしに必要なのはこの考えだった。

これまで自分を幾度も裏切ってきて、「これからは自分の心の声に耳を傾けよう。ほかの誰でもなく自分自身の軸をもって進んでいこう。」と散々言葉にしてきたのに、質問が出た時に自分にとって裏切れないものや譲れないものというのが少しも思い浮かばなかった。

もちろん、どんな答えがあってもいいと思う。
だけど、これまで繰り返し考えてきたことがぱっと出てこなかったことにわたしは少しショックを受けてしまった。そんなことで、いざ何かの選択に迫られた時に自分の本当の想いを実現できるのだろうか。

そして、その答えがベタな答えだと言いながら、はっきりと話すこの人はとてもかっこいいと感じた。

わたしはまだまだだ。
自分の声に耳を傾ける特訓がもっともっと必要だ。そう強く思った。


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