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週末のこと

週末のことを書く。

週末はひとりでいることが増えた。家のことをしたり、YouTube観たり、勉強したりでそれなりに満足はしている。

この前の土曜日は、近所のパン屋さんに行った。引っ越してきてからずっと気になっていたけど、日曜祝日が定休日で行く機会を逃していた。

朝ごはんに食べようと思っていたけど、開店が10時だったからお昼ごはんにすることにした。
一人暮らしをはじめてから、休日も7時頃に自然と目が覚めるようになった。1日が長い。

朝のうちにやることがだいたい終わってしまってひまだったので、10時ちょうどにパン屋さんに行った。
まだ開店していなかった。町のパン屋さんだ。

お店の前で待とうかとも思ったけど、主婦3人がそこで開店待ちをしながらおしゃべりをしていて気まずかったので、辺りをぐるっと散歩して待つことにした。

初めての道を散歩した。
途中通った一軒家の窓辺で白い犬がおすわりをして外を眺めていた。ぬいぐるみみたいにじっとしていた。
実家の犬に似ていて、つい見つめながら歩いていたけど、その間ずっと目が合っていたのであれはやっぱりぬいぐるみではなかったようだ。
わたしのかわいい犬に会いたくなった。

5分くらいだけ歩いてパン屋さんの前に戻ってくるともう開店していた。
さっきの主婦たちはもう中にいて、お会計をしている人もいたから、わたしが通り過ぎてすぐにお店が開いたのだと思う。
かわいい犬と出会えたのでラッキーだった。

そのパン屋さんは、自分でトングを使って取るのではなくて、ケーキ屋さんのようにショーケースに並んだパンを注文するシステムだった。

実はここに来る前にホームページでメニューをチェックしていたのだけど、お目当てのパンは売っていなかった。もしかしたらこれから焼き上がるのかもしれなかったけど。

パン屋さんのパンとの出会いは一期一会なので、ショーケースにある中から4つ注文した。残ったら明日の朝も食べるつもりだ。
わたしが選んだのは、あんクロワッサン、さつまいものデニッシュ、ソーセージパイ、めんたいフランス。
このお店は、ふわふわのパンよりサクサクのパイ系が売りなのかもしれない。そういうパンが多かった。

わたしが買い終わる頃、後ろにお客さんが3組くらい待っていたから、人気店なんだなあと思った。

家に着いてもお昼にはまだ早かったのでいつものスーパーに行った。
いつもは混むのが嫌だからとスーパーの開店時間に合わせて行っていたのだけど、お昼前のこの時間のほうが空いていることを知った。

スーパーから帰ってきていつものように冷凍庫に入れるものの仕分けをしてから、コーヒーを淹れた。コーヒーはそんなに詳しくないけど簡単にそれっぽくなる道具が欲しいなと思っている。
おたのしみのパンは4つとも半分にカットしてからお皿にのせた。

ぜんぶ食べれちゃいそうだったけど半分は残しておいた。美味しかった。また今度買いに行こう。
ひさしぶりに家で飲んだコーヒーも美味しかった。

土曜日はそれ以外に、勉強をして、YouTubeを観て、部屋の掃除をして、夕ご飯を作って食べて終わった。

日曜日。朝は昨日の残りのパンを食べた。昨日の方が美味しかった。

ちゃんと化粧をして家を出た。電車に5分だけ乗ってスタバに行った。

さくらの時期はスタバに行きたくなる。最近のやつさくら感少ないなぁって勝手に思ってたけど、今年はちゃんとさくらの味がして好きだった。気のせいかな。

スタバで少し勉強したけど、あまり集中出来なかった。家に帰ってきて洗濯機を回してからもう一度テキストを開いた。

今週はわりと勉強が捗った。だけどカフェで勉強するのはやっぱり向いてないとわかった。試験まであと3か月ないくらい。頑張ろう。
今回の資格だけじゃ難しいけど、合格したら次のステップも目指して、もしかしたらいつかわたしも、手に職をつけることができるかもしれないと思うと頑張れる。
最近将来に不安を感じる25歳だ。

夕飯はとりの唐揚げを作った。唐揚げの味付けは適当がいちばん。レモンサワーが飲みたくなった。


夜、母とLINEした。きっかけは業務連絡だったけど、ほかの話も少しした。
母は2週間ほど前に祖父が亡くなってから、祖母の様子を2日おきにみにいっているらしい。祖母は以前認知症の検査を受けたことがある。その時は年相応の物忘れだと言われたし、それにはわたしたちも納得しているけど、何度か薬を飲み過ぎてしまったことがある。体は元気で病気はなく、そのおかげで薬が少ないこともあり、飲み過ぎてしまったところで大きな影響はなかった。それでも母はこれまで祖父がやっていた祖母の薬の管理をしなければいけなくなった。だから最近犬のことがおざなりになっているとも言っていた。

週5日フルタイムでパートをして、近いほうだとはいえ片道20〜30分の祖母の家に通い、老犬の世話もするというのは大変だろう。
その大変さがわかっていなかったわけではないし、母も気丈に振る舞っていたけれど、わたしは強く反省した。

こんな時になぜわたしは1人でのびのび暮らしているのだろうと思った。
3月の週末は実家に帰ることにした。わたしが毎週帰るよって言ったら母は断るかもしれないので、勝手に帰ることにした。

美術館とか、カフェとか、買い物とか、行きたいところはたくさんあるけど、母に大変な思いをさせてまでしたいことはない。それに、犬に寂しい思いをさせているならそんなのわたしが悲しすぎる。

わたしが行ったところで、大した助けにはならないかもしれない。犬の散歩と母の愚痴を聞くことくらいはできるだろうか。

日曜日はそんなふうに情け無い気持ちになりながら眠った。
早く暖かくなってほしい。

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