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社会人2年目の幸福論 

年が明けて、もうすぐ社会人2年目の春が来る。

私は販売職で、OLさんと比べて年間の休日は少ないし、給料も決して高くないけど、趣味の時間はちゃんともってる。仕事もべつに辛いことはないから、いまのところこれといった不満はない。

入社してちょうど半年くらいたったときに、就活生の前で新入社員代表(代表というほどたいしたものじゃないけど)として話をする機会があった。そのときに、就活生から「学生と社会人のちがいはなんですか」と聞かれたのだけど、そんなの考えたことなくて「責任は増えるけどできることも増える」みたいなありきたりなことしか言えなかった。

だから持ち帰って考えてみた。もし今同じことを聞かれたら、「社会人になったら、他人や環境に左右されずに自分を確立しなきゃいけない」って答える。

社会人の先輩たちは、そんなの当たり前だ、と思うのだろうか。学生も、それは社会人じゃなくてもそうだろって思うのかな。

これは別に、しんどいのに無理してがんばらなきゃいけないとか、そういうことじゃないんだけど、自分や周りの悪い状況に流されないで、自分のモチベーションは自分であげなきゃいけないんだとやっと気付いた。

大学生の頃の私は、今よりもっと浮き沈みが激しかった。大学の勉強がふつうに好きだったから、ほとんど授業はサボらなかったけど、おかげで単位をとり終わってからは暇な文系大学生だったので、しょっちゅう自分とはどんな人間か。と考え込んでは自分は価値のない人間だとか本気で思ってた。もしかしたら就活生あるあるかもしれない。

考えすぎて、人に自分の話をするのが怖くなって、これはまずいと思って、少しの期間、大学のカウンセラーさんと面談をしにいったりもしてた。だけど、絵を描くカウンセリングをしたときに、自分の絵心のなさが恥ずかしくなってもう絵は描きたくない!ってなって行くのをやめた。微妙に話がそれた。たぶん、ちょうどそのくらいのタイミングで、カウンセリングに行ったとしても、実際に私と向き合ってこれからの人生を決めるのは、他人じゃなくて私自身だと思い出したのだ。

まあそれでも未だに、自己肯定感みたいなものは低いほうだとは思う。少し考え方が変わったのだ。一番落ち込んでたときは、誰かに認められたいとか、私の価値を見つけてほしいとか、そういう気持ちがあった。今もないわけではないけど、それよりも私なんかが誰かに自分の人生を楽しくしてもらおうなんて何様なんだ、しかたない、自分なりにたのしくしてこうと思うようになった。ネガティブ発のポジティブ。

今は仕事をして暇な時間が減ったおかげか一人悶々と考え込むことも少なくなった(なくなったわけではない)

やなこともたくさんあるけど、なんとなく毎日幸せだ。

勝手にあれこれ考えて落ち込む自分にうんざりした今の私の、自分の持ち上げ方とか、幸せに感じるものだけをこれから書いていこうと思う。

えらそうに。シリーズ化するつもりである。

誰かのために書くのではない。今後、昔みたいに意味もなく泣けてしまうような時が訪れたときに読み返すための備忘録だ。だからもし他の人が読んだとしても、否定はしないでほしい。そんなことされたら人の言葉を必要以上に気にしてしまう私は3日は寝込むだろうから。

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