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大谷翔平よりも凄い?オリンピックにはこんな二刀流がいた

1964年の東京五輪陸上男子100m金メダルのボブ・ヘイズは、五輪後NFLのダラス・カウボーイズに入り、1971年にスーパーボウルで優勝した。
長い五輪史の中で、金メダルとSB・リングを獲得したのはヘイズひとり。
東京五輪金メダルタイムは10秒0だが、電子計時で10秒06、準決勝は追い風ながら9秒91で走った。​

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1984年のロス五輪陸上男子砲丸投げで銀メダルを獲ったマイケル・カーターは、同じ年NFLのサンフランシスコ・フォーティナイナーズに入団。
なんとその年のスーパーボウルで優勝している。ボブ・ヘイズには及ばないが、五輪メダルとスーパーボウル優勝を同一年に成し遂げた唯一の選手。
なおNFLのドラフトはロス五輪の直前にあった。

五輪に出場したわけではないが、ディオン・サンダースは野球のマイナーリーグにいた89年6月にNFLファルコンズから一巡目指名、その後MLB昇格し、本塁打を打った週にファルコンズに入団、開幕戦でタッチダウンを記録した。
同じ週に本塁打とTDを記録した唯一の選手。さらにワールドシリーズとスーパーボウルの両方に出場した唯一の選手。

1988年カルガリー五輪のスピードスケートで500m銀、1000mで金メダルを獲ったC・ローテンブルガー(東独)は、同じ1988年のソウル五輪 自転車女子スプリントで銀メダルを獲得した。
現在、夏季・冬季五輪は異なる年に開催されており、同年の冬夏両五輪でのメダル獲得はあり得ない。

陸上男子には、100mと110mハードルの両方に金メダルを獲った選手が一人だけいる
ハリソン・ディラード(米国)だ。

元々はハードルの選手だったが、1948年のロンドン五輪選考会では110mハードルの出場を逃してしまう。
が、100mでは3位となり米国代表に滑り込んだ。
ロンドン五輪の100m決勝では、同じ米国のバーニー・ユーウェルと10秒3の同タイムでゴールするが、五輪史上初となる写真判定に持ち込まれ、1つめの金メダルを獲得した。
ロンドン五輪では4×100mリレーでも3走を走り、40秒6で2つ目の金メダルを獲得した。
4年後のヘルシンキ五輪、110mハードルのアメリカ代表の座を得たディラードは、13秒7のタイムで3つ目の金メダルを獲得。
さらに、4×100mリレーでは2走を走り4つめの金メダルを獲得した。
同一大会ではないが、100mと110mハードルに金メダルを獲った唯一の選手であり、今後も絶対に出ないだろう。

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