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行政書士試験に楽に合格するためにすることと そのための考え方~得点の見積もり~(その3)
滝川沙希です。
その1で行政法について、その2で民法について、主にお伝えしました。今回は、これらを踏まえて、まとめていきたいと思います。
得点の見積もりを作ろう!
行政書士試験は、6割程度の得点をした人を全員合格させる試験です。したがって、どのようにして6割程度を越えていくのか、自分なりに見積もることが重要です。
一般的には、法律科目の場合、次のような感じだろうと思います。
<択一式>
基礎法学 1問ゲット / 2(出題数) = 4点
憲法 2 / 5 = 8点
民法 5 / 9 = 20点
行政法 16 / 19 = 64点
商法・会社法 3 / 5 = 12点
<多肢選択式(空欄補充)>
6穴 / 12穴 = 14点
<記述式>
30 / 60 =30点
捨てているはずの憲法と商法・会社法とで得点できていることになっているのは、①択一式だからあてずっぽうで当たることがある、②過去問をしていると得点できるようになる(会社法でいう設立のように頻出がある)からです。
いずれにしても、得点の見積もりは、人により様々だろうと思いますが、ただ行政法で頑張る!ことは誰でもが当てはまります。配点が圧倒的に多いですね。
繰り返しますが、択一式の場合、確実に分からなくても解けることがありますので、その分、気が楽でですね。ここは誤解があるかもしれませんが、「確実に誤りである選択肢」を外していけば、正答率は高まることは間違いありません。
こうした考えは、大学受験の時と似ていますね。現代文で何点、小説で何点、古文で何点そして漢文で何点と考えていくことも似ています。基本的には同じノリでよいと感じています。
注意すべきは、行政書士試験には基準点があり、法律科目は122点を取得した人以上を合格の基準としています。
で、一般教養は何点とれば?
28点取ればよいことにしておきましょう。実際は、もっと得点できる方が多いと思います。これで法律科目と合計で180点となりました。注意すべきは、一般教養にも基準点があり、24点を取得した人以上を合格の基準としています。
法律科目の基準点は122点以上でした。一般教養も基準点ギリギリの24点だと、合計で146点となります。しかし、これでは合格できません。それぞれの基準点を越えたうえで、試験全体の得点が180点以上である必要がありますからです。法律科目の目標点数を高くしているのはそういうことです。
複数回合格?
行政書士試験は、誰にでも挑戦する機会が与えられています。ということは、なんと、合格者でも受験できるのです。私も複数回合格しています。一度法律の力がつくと、合格するのはそんなに難しいことではないのかなと思っています。
そして、その後、宅建士に行くも良し、社会保険労務士に行くも良し、予備試験、司法試験も良いでしょう。公務員試験との相性も高いです。
早い段階で行政書士に合格していることが、つらい試験勉強を後押ししてくれることは間違いありません。
まとめ
今回は得点の見積もりを作ることの大切さをお伝えしました。
参考のため、一般財団法人 行政書士試験研究センターのURLを貼っておきます。直近の出題例、男女別合格率とかが掲載されています。
https://gyosei-shiken.or.jp/
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