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ああ素晴らしき京都駅ビル

京都駅ビル。設計、原広司。
大阪人の多くが誇りに思う梅田スカイビルの原広司大先生の、もう一つの代表作。日本中に駅ビルがあるだろうが、この京都駅ビルより格好いい建築はまだ出会ってないし、出会えない自信がある。大阪駅のあのダイナミックな屋根も格好いいけど、駅ビルとして見たら北も南もイマイチ。百倍、京都駅ビルの勝ち。
11階建の京都伊勢丹の上まで続く大階段、そしてその途中から覗く京都の街並み、そのシークエンスを包み込む美しい構造美の大屋根。二階くらいにあるミスドからずっとこの屋根と階段と階下の旅行者たちの往来を見ていられる。

京都の街も面白いし、美しい部分も多いけれど、この京都駅ビルはそれをぐっと凝縮したような感じに見受けられる。小さな建物を集め、立体化したような。大階段も鴨川のようにも見える。
今日の京都は真夏のように暑く、不審物騒ぎで騒然となっていた駅には信じられないくらい人で混雑していたけれど、この壮大な建築を家族で、子どもたちと見られて良かった。

建築ってすごいっしょ、とひと目で表す。
空間体験をもって感じられる。
なかなか日本にはないと思う。

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