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ららぽーと門真

ようやく週末に余裕ができて、ららぽーと門真に。
門真、それは大阪の中でも独特な街。
門真をつくり、門真を支え、門真の代名詞ともいえるパナソニックの工場跡に出現した巨大なショッピングモール。次の門真を支えるか、となると、まあそんな気概も期待もないのだろうが、これだけのモノができるとインパクトもさぞかしと偵察がてら楽しんできた。
我が家からは電車でトロトロ30分くらいかかるから、イオンモール鶴見緑地くらいの普段遣いは難しい。とはいえ、映画館もあるし、良さそうならぜひラインナップにどうですか?という生活圏内の新施設である。
1階と3階がららぽーと、2階が鶴見から移ってきたアウトレットモールというやや複雑な構成。来場者にはどうでもいいが、運営面ではややこしいことないんだろうか。三つ折フロアマップが、上手にこの構成を表現していたのに関心。
1階の目玉は黒門市場だろう。なぜ大阪のSCに大阪の黒門が?と不思議だったが、三井さんから見れば門真の人は黒門市場に憧れてるように見えたのか、あるいはインバウンドを意識したのか。後者であってほしい。インバウンドはきっとこういうSCを探しているはずだと常々思っていたから。だって、日本人だってハワイに行ったらアラモアナセンターとか行くでしょ。でも、まあ黒門市場じゃなくてもお店はなかなか魅力ある雰囲気だった。労働者の街にも相性はよさそう。
2階はアウトレットモール。嫁曰く、もともと微妙だった鶴見のアウトレットモールを引きずっているのでは?という雰囲気。なんか最近のアウトレットモールって、アウトレットモール初期のB品感が弱いような気がして、つまらんよね。
3階の目玉は、フードコートか。行列のできるラーメン屋が3店並ぶのはなかなかのインパクト。もうちょいイオンモールみたいな安くて無難な店も混ぜてほしかったけど、大人はなかなかテンション上がるのでは。個人的には老松町のエスサワダさんの大衆中華というなかなか攻めた?お店とか面白かった。もしかしたらSCって乱立しだすと差別化できる部分ってフードコートかもね、となんだか納得。
このフードコートから上がる形で、屋上には人工芝の広場とロゴスカフェが。広場は2〜6歳までの遊具広場があり、娘が年齢詐称して遊んでいたが、未就学児というのはこのららぽーとの象徴的なターゲットなのかもしれない。単に門真の小学生を恐れただけかもしれないけど。
おそらくこれだけの施設、かなり色々なことを考えて、マーケティングし、コンセプトやらテナント構成やら投資規模やら決められているんだろう。まだ1か月しか経っていないが、もちろん大盛況だったし、ウチの子らも喜んでいた。 
このインパクトをどう門真の街が活かせるか。
けして簡単ではないが、かなり切実な問題であり、想像以上の可能性を秘めているはずだ。

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