瀧本の映画感想 第九回「ピクセル」

HELLO 瀧本だ。ついこの間レディプレイヤー1の原作のゲームウォーズを読み終え2回目の視聴をして来たところだ。そもそも原作と映画のストーリーが全く違うため、続きが気になって読書にのめり込んでしまった。原作からでも映画からでも楽しめたからまだ読んでも観てもいない人は乗り遅れないように本屋や映画館にGOだ!

さて、この出だしの書き方でもう一回レディプレイヤー1の記事を書くと思っているかも知れないが今回はタイトル通り「ピクセル」について書いていくぞ。なぜ、観たかっていうと単純でレディプレイヤー1を観た友人がかな〜り推してきたからだ。自分は人のオススメは素直に受け止めるため視聴に至ったのだ(善人アピール)。

特に前知識も入れずに観たがこれはこれはなかな面白いじゃないか。レディプレイヤー1やゲームウォーズを観たり読んだり人に勧めたくなる理由がわかり、自分も映画館から出て来た人を捕まえて勧めたいと思った(実際にはやってないぞ)。簡単に理由を説明して行こう。まず、映画冒頭は1982年の少年たちがゲームセンターで遊ぶシーンから始まる。この時点で1980年代のゲームという単語に引っかかりうずうずし、「ギャラガ」や「センチピード」それに「パックマン」を連想し、特にゲームウォーズを読んだ諸君は「パックマン」をプレイする主人公にどこかワクワクするんじゃないだろうか。これだけでも観る理由になるんじゃなかろうか。ここからは少し(少しとは言っていない)ストーリーを振り返るのでいつもの※マークをおいておこうか。

※以下、ネタバレを含みます

「ピクセル」という作品を一言で説明するとオタクが宇宙人から地球を救う話である。1980年代にゲームセンターで過ごした主人公は友人(ウィル)からゲームの世界大会の出場を勧められる。その世界大会の様子は動画にされNASAの宇宙船に入れられ、それは地球外生命体への交友メッセージとしての目的のため制作された。まあ、ボイジャーのゴールデンレコードみたいなものだ(みたいっていうかそれを元にしたんでしょうね)。その世界大会で”ワンダーキッド”ことラドローと”ファイヤーブラスター”ことエディと知り合う。時は過ぎ2015年、グアムの空軍が何者かに攻撃されてしまう。当時の大統領は友人のウィルで主人公とはいまだに交流関係があり、主人公はというと電気工事というか家電セッテングサービスをしていた。空軍が何者かに攻撃されて以来、主人公はあのラドローと再開し、空軍を攻撃したのが「ギャラガ」の敵機であると知り、さらに攻撃したのがあの1982年に打ち上げた宇宙船のゲーム映像を見た地球外生命体であると知る。彼らはあの映像を宣誓布告と勘違いして地球を攻撃し、ゲームのように互いにライフ3つを持ったゲームを仕掛けたのだ。ライフがなくなると地球は彼らの手におちてしまう。第一のゲームである「ギャラガ」による攻撃により、地球のライフは残り2つとなり主人公とラドローは次は対抗するための大統領のウィルに相談するが他の軍関係者に相手にされず、どうしたものかと考えているうちに第二のゲーム「アルカノイド」による攻撃により、ライフが1になってしまう。これを機に主人公とラドローの言葉に耳を貸す軍関係者は対抗武器やあらゆる1980年代のゲームの指導を受ける。そして、第三のゲーム「センチピード」になんとか勝利するが、まだ相手のライフは2つのため油断ならない状態であった。主人公、ウィル、ラドローの三人だけでは対策できないと考えた彼らはあのエディを仲間に入れ、第四のゲーム「パックマン」に挑む。ここでもなんとか勝利を収めるのだが、エディはパックマンの裏コードを使いイカサマをしていたことを宇宙人にバレてしまい、強制的に地球が奪われてしまうことになる。寛容な宇宙人はボスに勝てば地球は諦めるといい、主人公たちは敵の本艦に潜入し、最後のゲーム「ドンキーコング」をプレイする。主人公は世界大会の決勝戦でエディに「ドンキーコング」で負けてしまった過去があるためブルーになっていたが、その時からエディがイカサマをしていることを知り事実上自分が「ドンキーコング」のチャンピオンであるとわかり、その自信によりゲームをクリアし結果的に地球を救うことになる。

ざっと、あらすじを書いたのでここまで一気に読んだ人はドクぺでも飲んで一息ついてくれ。いつものことだが長々とすまないね。

出て来るゲームがどれも1980年代である、そうあのレディプレイヤー1に出て来るハリデーや、原作者アーネスト・クラインが青春時代を送った時代である。彼らがプレイしたゲームが映像として表現されているだけでも観る価値はあると思う。また、作中に出て来る主要人物は昔から何一つ変わらない性格で大きくなってもブレないギークトークについつい笑ってしまう。パックマンの製作者本人も出て来るし妙に凝ってるんだよね。しかも、エンドロールもかなり凝ってるし。

レディプレイヤー1で1980年代そのものやその時代のゲームに興味を持った人がいたら是非この映画を観て欲しい。実際私も原作ゲームウォーズのパックマンのくだりが好きで観たので、深く考えず軽い気持ちで観て欲しい。我々は1980年代に行くことはできないがそうした1980年代を題材にした(今回はゲーム)映画や1980年代に公開された映画、曲を観たり聞いたりして当時の流行に触れてみるのもなかなか悪くはないのではないだろうか。大した理由を書いてないがまあ騙されたと思ってGWあたりにでもって、もうGW終わってるやないか!!!


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