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半月日記(2024年6月16日~2024年6月30日)

2024年6月16日(日)

『センスの哲学』の読書会を日記WSのメンバーで行ったあと、Rさんちの屋上にて、みんなでピザを食べた。イリーガルな焚火、リーガルな焚火、どんと焼き、グランピング、シリアル食品を食した経験のあるなし、頂き女子りりちゃんの日記、『絶歌』、などについて話す。その後帰り道として人生2度目の谷中霊園。谷中霊園が暗く静かだったものだから、すぐそばにあった日暮里駅の文明(光、音)にCさんとWさんとウワアあかるい!うるさい!となりつつ電車へ。Wさんが仰っていた遠足みたいという所感に納得。家でうどんを食べ、風呂で柴田さんの本を読み、今顔パックしながら日記を書いている。掃除機を移動させたら、床にあった電球を割ってしまった。最近めちゃくちゃガラス類を割ってしまっている。昨日もコーヒーサーバーを割ってしまった。疲れの出力され方が露骨。なんか全部を、外壁工事の養生シートにマンションが覆われているせいにしたくなっている。はよしてくれや。どうせならと、前から欲しかった、カリタのちょっとだけかわいいデザインのコーヒーサーバーを買った。プライム会員なので、明日届く。

2024年6月17日(月)

ミーティング、いい感じ。上司が試用期間の評価を全Sで出してくれていて笑った。文面の「採用してよかったなと思いますし」という節に救われた。帰ったらコーヒーサーバーが届いていた。デザインがかわいくてコーヒーを2回淹れた。これ以上ガラス製品割りたくない。きのう、Cさんに「締切をつくること」つまり冬の文フリに出ることで本を完成させることができる可能性を示唆され、単純なわたしは、今のペースでエッセイを書いていたら15作くらいにはなり、一冊の本になるなあ、出ようかな、とか思い始めた。とりあえず今週末までに一本書きたい。上京当時の話か、芝居の話。

2024年6月18日(火)

脳みそが働かなくなったので、残業をそこそこに退勤して、とんこつラーメンを食べ血糖値を上げ強制的に頭を働かせてから車内でメールを返した。帰宅すると20時前だったが、もう眠らないとどうしようもないと思ってソファーに横になり眠った。起きたら22時半で、めちゃくちゃ頭がすっきりしていた。睡眠という行為、凄すぎる。夕方ほんとうに頭が働かなくて、このままだったらどうしよう社会人でいられるのかと不安になるほどだったが、単に寝不足だったらしい。鼻歌を歌いながら食器洗いを全部済ませ、風呂で本を読んでみたら読める読める。村上春樹『1Q84』。高速道路を歩く青豆。クソカッコいい小説の始まり方。初めて読んだのが中学1年生の時、15年前くらいなので全然覚えておらず新鮮。

2024年6月19日(水)

クッソ暑い中、駅から徒歩15分の商談先へ。いっぱしの営業マンに日に日に近づいている。久しぶりに本八幡を通った。引っ越して以来の古巣の街、降りようか迷ったが降りたところでそこには大して何もないことを誰よりも知っているのでやめた。車窓からの景色は何一つ変わりないが、西友が見えてよみがえった景色は夜。マイバッグを忘れてぶら下げるポリ袋。会社員として両足で立ち始めた頃の記憶はどうやってもここにある。生活の象徴ってやっぱりスーパーマーケットだから。

2024年6月20日(木)

2件の商談を経てようやく仕事のやる気復活。池袋はやっぱり苦手な街。Googleの道案内はラブホ街を考慮しない。ラブホありすぎてキモいなと思う。ラブホ街だからそりゃそうだけど、円山町と全然違う、消毒液の匂い。

2024年6月21日(金)

都知事選告示。政治!選挙!5000票入れる!と歓喜するも(法に触れる)、日々出てくるのはウンコみたいなニュースばかりで萎えまくる。ほんとうに、虚無、ボケナス。退勤後、前職の同僚たちと飲み会。Mさんの退職が決まったのでそれに関連しての開催。何話したかあんまり覚えてない。〆のラーメンでつじ田へ。つけ麺だが。Nさん(かつてOJTしてくれていた先輩)ははじめてのつじ田だったらしくおいしそうに食べていてよかった。つじ田、ちょっと高いけど味がとても安定している。インバウンド価格を狙いそうな雰囲気があったけど、今のところそうならなくてうれしい。

2024年6月22日(土)

実家から机が届いた。小学校1年生から使っていた学習机。東京に引っ越してからの4年は、祖母が使わなくなったダイニングテーブルみたいなのをデスクにしていたのだがこれがいくらネジをしめてもまあ揺れる、それで一度無印の折り畳みデスクに変更したこともあったがそれもそこそこ揺れるから結局戻した。デスクに必要なのは重みらしい。長く使うものだから、新しく使うならできれば大金をはたきたい(無印のオーク材デスク程度ではない大金を)と思ってはや4年。あきらめて届いた実家の机、いやーノンストレス。キーボードを叩いても全く揺れない。高さもちょうどいいし、若干横に広いし。この机の値段を母と調べてみる。ゆうに10万を超えていた。コイズミの学習机ってそんなにするのか。ありがとうありがとう…それで、この机を買ったときから20年経っているのにも気づく。20年前の机。左の袖に若干のシール跡。これ、「焼肉タワー」のロゴだ。「焼肉タワー」とは、小学校1年生のときにRくんと組んだお笑いコンビの名前だ(1年生のうちに解散)。やたら盛り上がっていたので、父がロゴシールを作ってくれた、ような気がする。ロゴみたいなのはRくんが書いた。よく覚えてるな自分。

2024年6月23日(日)

大学の同期であるRちゃんとランチの約束をしており、表参道へ。L for You AOYAMAという、美腸活グルテンフリーカフェへ。絶対自分で選ばない店。こういうときは自分のセンスで選ばないところに行きたいと思い任せたら、最近健康オタクになったらしい彼女はこの店を選んだ。マジで健康そうな粕汁みたいなのを食べた(健康に疎くこれ以上の形容が難しい)。京都に帰った時にKちゃん(Rちゃんと3人で演劇公演を作った友達)がパートナーと同棲する家(嵯峨嵐山)に行き、お昼は嵐山のそこそこいいうどんとかかと期待したら、「マクドでいい?」と聞かれ、言われるがまま頷くとパートナーがバイクで買いに行ってくれて、13時集合して15時には解散になった、という話がおもしろかった。「嵐山で滋賀みたいなことしてんね」と笑う。その後二人とも興味があったルラボへ。店全体の匂いがすごすぎて、果たしてAnother13はどんなものかよくわからなくなり、退散。南青山は久々に歩いたが、落ち着いていていい街だった。ガチャガチャしていないしRちゃんも終始「歩きやすい~!」とゴキゲンだった。Rちゃんはあるものあるものに「すごーい!」「かわいいー!」「これいいなー!」と言って回るのでこちらもゴキゲンになり、良い。人間からこんなに真っすぐよどみなくポジティブな言葉が出る場合があるのかと、22歳で出会ったときに思ったのだったな。

2024年6月24日(月)

働き終えてから風呂に入るまでの記憶がない。トイレ掃除したんだった。風呂に入りつつ、風呂掃除もした。風呂で九段理江さんの『東京都同情塔』を読む。さらにあがってからも読み、読了。主人公がChatGPTを内面化しているようでおもしろかった。ただこれは通読でしかない、というのが先日の読書会で得た学び。つくづく精読できていない…もう一周、今度は精読していく。抜粋や記録をしながらちゃんと自分の所感を持つ。変な時間にごはんを食べたので腹が減り、セブンへ。野菜と味噌汁、それからアジのチルド。アジは明日の朝食べるチャレンジをやろう。日記書いて寝た。

2024年6月25日(火)

国立競技場って新国立競技場のことか(三苫所属のブライトン来日の広告を見て)。もう旧国立競技場はないのね。昼、半年以上ぶりに紅虎餃子房。なぜかここの紅虎餃子房はUSラップが流れまくる。と思ったらマルーン5の『This Love』。大好きな曲だ。HIPHOPというよりはR&Bの有線なんかな。ほんまに有線か?夜、職場の4人で飲み会。踏ん張り時とのこと。

2024年6月26日(水)

道中、グランスタ八重洲に新しくできた八重洲ブックセンターで『百年の孤独』文庫版を購入。めっちゃ楽しみ。クッソ面白い、という触れ込みしか知らないがそういう触れ込みが一番信用できる場合がある。午後の商談をしている時くらいまではめちゃくちゃ元気だったのだが帰宅すると急にスイッチが切れたようになり全然何もできなくなった。昨晩Q&Pのヒーリング錠を飲んだからどうにか保てていた元気が切れたか?と解釈。18時過ぎには退勤とし、1時間くらい横になりたゆたう。どうにか体を起こし、経堂の山角へ。からあげ定食を食べ、その後あてもなくウロウロした。歩きながら聴いた今週の奇奇怪怪が平熱で面白かったけど、タイタンさんめちゃくちゃ疲れてそう。「そうだよぅ」の感じが、なんか。逆に玉置さんはアルバムリリースして声にハリが出てきた。帰宅して𝕏を開いて、ニュジのドーム公演に嫉妬。日記仲間のKさんはオタクとして、現地で大変なことになっていそう。ハニちゃんの青い珊瑚礁とかもうさ。マスターの動画を見ながら、ジヒョが日本語曲カバーするならなんだろうと妄想。そして最初に出てきたのが和田アキ子だった。「マイク」というあだ名が絶対関係している。実際、ジヒョが歌う『あの鐘を鳴らすのはあなた』はちょっと観たい。観たいけど、ソロデビュータイトル曲をフルでやってくれた方が絶対いい。キルミーキルミーグッウ...

2024年6月27日(木)

午後もそこそこ働き帰宅。頻尿。昨日からずっとNewJeansを観てる。撮影禁止だったらしいが、あれほど本国ナイズドされたイルコンだとマスターがガンガン撮るだろうし、規制は無理だろう。ネットにあがった方がミームになるわけで、ミンヒジンもそこまで織り込み済みでしょう。てかマスターが撮る動画の画質が良すぎる。テレビのロケランみたいなカメラ持ち込んでるの?こんだけ言っててわたしライブ行ってないんだよな。ライブ行ってない人間にここまで語らせるの怖い。それにしても、NewJeansのプロデュースってつくづく丁寧な仕事やってるなと思う。金をかけるべきところに死ぬほど金をかけ(村上隆とか。実物初めて見た)、ムードを徹底して統一。どれほど売れても本国活動と日本活動がちぐはぐし続けるTWICEを見ているから、難しさがよくわかる。メインPDが全てハックしないとあんなことできない。TWICEのPDとの違いについて、スレッズに恨みつらみ(そうでもないが)を書いたら1万以上のインプレッションがついて困ってる。こんなの伸びるなよ。日記本の宣伝ツリーにつけとこかな。いいねが増えれば増えるほど勢いが増してきており怖さあり。ヒトカラへ。30分440円。安い。ヘインちゃんのカバーに影響を受け『Plastic Love』を歌った。あとBAD HOPの『Kawasaki Drift』。自分、一人BAD HOPやれます。あとはじめてキリンジ『エイリアンズ』。歌いやすい。ほんとうは『愛のCoda』歌いたかったが入っていなかった。帰宅し、𝕏でオタクが絶叫しているさまをみて喜ぶ。オタクが絶叫しているのを見るのが一番好きだし、わたしもまた星野源やパク・ジヒョのオタクとして何度も現地で絶叫してきた。ニュジ現地、うらやましくて仕方がないし、自分の推しとの演出というかコンセプトの差に恨みつらみあるけれど、来月の日産スタジアムでTWICEを拝みながらまた絶叫すればいいと言い聞かせて眠りについた。

2024年6月28日(金)

アホみたいに雨。梅雨を感じる。夜は親睦会で屋形船に乗った。めちゃくちゃ雨が降っていたので、昼に屋形船の店へ問い合わせてみたが予定通り運行とのこと。新幹線止まってるけど船は動く。蔵前らへんで乗船し、隅田川をレインボーブリッジあたりまで下り、戻ってくるコース。飯は豪華、外は雨。4人の総意は「2回目はいい」。2時間半が長すぎて4人とも平衡感覚を失った。帰路、HからLINE。ワーホリの語学学校に申し込んだらしい。ウワーーーと送る。「オーストラリア?」と聞いたら行き先はトロントに変わっていて、「大谷観に行く時は呼んでくれトロント行く…」と送る。GWに会った時はまだ迷いの中にいて、そのときも軽率に背中を押したわけではなかったわけだしこれは完全に彼女のリピドー、曰く「前向きな滅亡」。人間は常に前向きに滅亡していってるのかも。

2024年6月29日(土)

9時にどうにか起きる。Q&Pヒーリングの力を借り、まあ運転できる状態にした。小杉湯に行きたい欲求が高まってしまい、11時からの一般開放にあわせてハラカドの小杉湯原宿へ。ミルク風呂に入り一度だけ交互浴、おおよそ体調を仕上げて品川へ。名古屋から一時帰京中のM、K、Iと合流。コストコ→アウトレットに行き先を変更。運転は2月ぶり。ちょっと緊張するも、どうにでもなった。運転という行為が好きすぎる。海ほたるで休憩、たくさん海の写真を撮った。青が気持ちよかった。そのまま木更津のアウトレットへ。Kは、赤と青の2トーンの服が好きで、わたしとMはそれを「ルビサファ」と揶揄している(直接)。実際この日もKは赤と青のグラデーションみたいなシャツとか、赤と青の絵の具を無造作に散りばめた柄シャツとかに惹かれていて「趣味嗜好ってホンマに趣味嗜好なんやな...」と言うなどした。わたしはイエローキャブのレゴとカゲボウズのぬいぐるみとSaturdays New York Cityの緑色の帽子を購入。この帽子、マリメッコのショルダーバッグ、そしてアディダスの靴、全て緑色であり、ペンネーム瀧本緑に引っ張られてコーデが緑に寄ってきている。川崎まで戻る。道中Mに「運転ずっとしんどくないんか?」と聞かれるも久々やし楽しい、と答えた。するとなぜか「このままお互い結婚できひんかったらいっしょに暮らしてくれ~」と言われた。おまえ、最近パートナーと結婚前提でのお付き合いはじめたわよね、そんなんわたしだって一緒に暮らしたいよ~わたしも。Kの部屋はどうぶつの森の「シックなインテリア」みたいな感じだった。今度ディズニーにいくらしいのでラプンツェルをディズニープラスで観た。恋愛要素いる?などと悪態をついた。

2024年6月30日(日)

9時半くらいに起床。だらり、と過ごす。慌てて吉祥寺、アップリンク。『ルックバック』を観た。音楽いいな、と思った。それと河合優実の声。一方で、深く感動するとかはなく泣くこともなかったのはなんだろう、想像力が人を救うわけではなく、運命の歯車を構成する一部でしかない、というふうに自分はこの話を捉えてしまっていてそうするとなかなか感動は難しい。どうやっても京本はあの場にいた、ルートBなら救えたのか?あの漫画みたいなキックで。救えなかったろうに。京本の死を知らんままだったんだと思うよあんたは。だがあの漫画みたいなキックにはとてつもない怒りがこめられていたと思う(藤本タツキの)。なんだかな。あの事件はとてもおぞましかったからどうしてもそれがちらついてノリきれないというのはあったかもしれない。夜、はま寿司で2400円分くらい食べたら体調が悪くなった。

▼6月のプレイリスト

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