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28・犬養道子「私のスイス」

暑い夏の後に 涼しい秋、
寒い冬の後に あたたかな春。
厳しい季節の後、ちょっとほっとするやさしい季節がくる天の計らい
金木犀が香り、涼しさから寒さへ、少しずつ秋も深まっていく。
この少しずつというのが 体が変化に慣れるのにいい。
一気に寒くなったりしたら、体もついていけない。

ところが、TVで見ると、マイナス50度にもなる世界一寒い村は、夏30度にもなる。夏と冬、昼夜の温度差が大きいらしい。
たまったものではない。体が付いてけないと思うのだが、そんな大変な地域でも、人は元気に暮らしてる。
冬場あまりに寒いので 細菌やウィルスによる感染症は、ほとんどないらしい。ウィルスだって生きていけないような場所で、生きてる人もいるんだなあ。

犬養道子「私のスイス」という本を読むと、犬養道子さんは菌の病気でスイスへ療養に行って スイスとアルプスの山登りに目覚めたらしい。
医者に言わせると「高い冷たいところが、一番の薬」「しろうと向き非科学的な話し方をすれば、山の冷たさで菌を眠らせてしまう」のだそうだ。
不思議だなあ。人の体温は36度くらいと変わらないのに、なぜまわりの空気が冷たいといいんだろう?

それと、高い所は気圧も低いがそれもいいのだろうか?
今 スイスアルプスは、電車で一気に3千メートルの山の駅に行けるのだが、そんなことして 気圧の変化とかは大丈夫なんだろうか?
高校時代、2千メートル級の山に登ると、気圧の関係で手がむくんできた
ご飯だって、飯ごうの上に石でもおいて気圧の高い状態にしておかないとおいしく炊けなかった。
一気に3千メートルなんて上がって気圧の低い所へ来たら 体への負担はないんだろうか? 
酸素だって少ないはずだから、息苦しくならないんだろうか

と、とりとめもなくいろいろなことが浮かぶ。
ただ、夏の後に秋がきていいなあと思っただけなのに。



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