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4・池澤夏樹の「パレオマニア」から”勝手にリスト”

うちの近くの公園を、勝手に「うちの庭」と呼んでるわたくしですが(だって 誰の許可もなく24時間自由に利用できるんですもの、これはもう庭みたいなもの)

池澤夏樹の「パレオマニア」という本を読んでたら、もっとスケールの大きな話がでてきた。彼によると、
“世界の遺跡や、発掘品の 気にいったもののリストは、頭の中にあっても、実物はあちこちの博物館に預けてある。この方が管理に手間がかからなくてよろしい”
とのこと。なるほど。

私も、古代のステキな発掘品などちょっと1個 玄関にでも飾っておきたい気がしてたが、それはムリとしても 自分のものという想像(妄想?)はできる。

さっそくマネしてみよう。
最近、すごく素敵な茶碗を見つけたばかりだ。
こんな、素敵な茶碗は初めてみた。
国宝 曜変天目茶碗である。
なんというか、宇宙のような神秘、なんともいえない青い色と模様。
12~3世紀の中国で作られたこの種類の茶碗は、世界に3つしかなく、その3つともが日本にあり、国宝だそうだ。
これだけの技術がある現代でも、同じものは 作ることができないらしい。チャレンジしている陶工の方は いるようだが。
まず、これをアタマの中のリストに加えよう。国宝である。

それから
中国の雲崗石窟(うんこうせっくつ)のすてきな石仏さま
こちらは、世界遺産である。
管理はもちろん、中国にお任せしてある。

これからは、ステキなものを見るともっと楽しくなるなぁ。
アタマのなかで、勝手に自分のもののリストに加えられるんだから。
ありがとう、池澤夏樹さん!
そしていつか、本物に会いにいきたい。

さぁて、私も、管理は市役所に任せてあるうちの庭(公園)で 
桜のつぼみの具合を見にいくとするか。


☆ 国宝 曜変天目茶碗 数年後見に行くことができた。
実物のすばらしさは、想像以上!


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