61・子供の思春期には父親の出番


夫が「最近 お兄ちゃん仕事頑張ってるんだよ」というようなことを娘に話してたら 娘が言った。
「でも、そのお兄ちゃんを育てたのはお父さんとお母さんだから。
お兄ちゃんが1ばっかの通知表もらってきたとき、『ちょっとそこに座りなさい』なんて説教するような親だったら、今のお兄ちゃんはなかった。
お父さんもお母さんも『お兄ちゃんは友達が多いから』とお兄ちゃんのいいとこを認めて認めてきた。
結局その友達付き合いのいいことが、今の仕事につながってるんだもん。
お兄ちゃんをダメだダメだと否定し続けてたら。お兄ちゃん今ごろここにいなかったよ」
 
今まで「育て方がマズかったんじゃないの?」みたいな言われようこそされたけど 「育て方がよかった」と言われたことがなかったのでビックリ(身内にだけど)。
娘がそう言ってくれたことが、とってもうれしかった。
 
夫は「子供には『物事をあまり深刻に考えないで、笑いとばせ』って伝えたい。ユーモアは大事だ」と言う。
そうやって悩みの種も笑いのタネにかえてきたのだった。
 
昔 子供たちが幼い頃
「お前は育児で大変だけど思春期になったらオレの出番がくるから」みたいに言われたことがあった。
ふ~~んと聞き流してたが、その言葉は本当だった。
そして、夫は思春期の子供にとってグッドな父親だったと思うが、思春期の子供を持つ母親の私にとってもタスクフォース(母親の仕事を助ける別部隊?)的な 頼りになる存在だった


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