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32・あんなに好きだったローリング・ストーンズなのに

帰り道がわからない夢を見て、夢占いで「自分を見失ってる」とあったが、その後の夢で、あまり行ったことのない場所で家へ帰るバス停を見つけられた。自分を見い出すのも もう少しかもしれない。

十代のころから、ローリング・ストーンズが大好きだった。
高校生のときリアルタイムで買ったストーンズのLPレット・イット・ブリードにはまり、あんまり気に入って毎日飢えを満たすように聴きつづけたので擦り切れるのが心配になって、同じレコードをもう1枚買ったほどだった。

あのころ、体(心)がストーンズの音楽を求めていた。
そして、体(心)にストーンズの音楽がしみ込んでいくように聴いていた。

ストーンズのよさは メンバーのミックスのよさだと思う。
他のグループなどは、楽器だけでレコーディングして、それにボーカルをかぶせたり、楽器の音もミキサー室で重ねたり、というのが多いようだが、
ストーンズは、レコーディングのとき、全員が集まり、一斉に音を出して合わせるらしい。もちろん、ミックのボーカルも同時に合わせてる。
そのせいか、ストーンズはとにかく ギターなど個々の楽器がいい、ボーカルがいいのだけど、それらが合わさるとまるで化学変化を起こすように
個々の力以上のものになり すばらしい音楽になるのだ

ストーンズのアルバムはほぼ全部持っているし、以前は、イントロ聴いただけで、あのアルバムのあの曲とわかった。
ストーンズはイントロがすばらしい。
イントロ聴いただけで、心がわくわくする。

しかし、年を取るというのは恐ろしいもので、最近CMで聴いたストーンズの曲の題名が思い出せない。
六角形のアルバムのB面1曲目だということはわかるのだが。

何日かたって、ようやく、シーズ ア レインボウだと思い出した。
昔は体の一部のように聴いていたストーンズの音楽も 今は体調のせいもあって、あまり聴けない。


お釈迦様は、
「すべてのものは変化する(諸行無常)」
とおっしゃったけど、そのとおり、
聴く音楽も変化するし、求めるものも変化するんだなぁと実感する今日この頃である。

★ しばらく、音楽を聴かないか、静かな音楽を聴くかだったのだが
noteで若い頃聴いた音楽を思い出し、体調もよくなったこともあって
またストーンズやロックのの喜びに触れられるようになった。
音は大きくできないし、長くは聴けないけど、十分楽しめるのでうれしい♪



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