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15・ジェーン・バーキンの生き方
ジェーン・バーキンは、エルメスのバッグ「バーキン」などでも有名だが、
私の若いころは、かっこいい女の子の代名詞だった。
若いころのジェーンは、うっとりするほどきれいだったが、
彼女はジーパンに男物のレインコートといったかっこうがすごく似合い、
それが、当時の女の子たち(私も当時は女の子)のあこがれだった。
今は、孫も育てあげた彼女だが 自分のお父さんのことを話すのを TVで聞いたことがある。
なんでも、お父さんは、ボランティアで、町の浮浪児の身元引受人になってあげてたんだそうだ。その子たちは身元引受人がいないと、警察につかまってしまうので、その子たちの親からも感謝されてたそうだ。
その話で、ジェーンの生き方のルーツが見えた気がした。
お父さんが、損得のない生き方というものを 見せていたのだろう。
ジェーンが、女優(歌手でもある)なのに あまり着飾らず、自然体で生きてるのは、美しく着飾りもてはやされたいという価値観とは 別の価値観も知っていたからだろうと思う。
彼女は、東日本大震災のときも、すぐ日本に駆けつけ、チャリティ活動をしてくれたし、今もいろんなボランティア活動にかかわってる。
いつも ジーパンにTシャツのような 女優らしからぬかっこうで、あまり化粧もしていない。(しかし、もう少し、自分をかまってもいい気がする。
スタイルはいいし、もとはいいんだから、もうちょっとおしゃれしたら すごくはえるのに!と、どうあがいてもこれ以上よくなりようがない私などは思うのだが・・・)
けど、飾り気のない態度と 笑顔で、生き生きと自分の人生を楽しんでるように見える。
子供たちに、損得だけではない別の価値観も伝えることは、大事だなぁと そのTV以来、思うようになった。自分ができるかは、別として。
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