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8・休むって大事なこと

ローラ・インガルス・ワイルダーの本の中で
“日曜日は教会に行く日であり、労働や遊びをしてはいけない、本も読めるのは聖書のみなので、日曜日というのは子供にとってたいそうつまらない”
というようなことが、書いてあった。


実は 私、過労からくるめまいで倒れました。
そのころ、うちは自営業のため、夫は毎日仕事に行く。
私も朝食と弁当を毎朝つくる。うちには休みがない。寝坊できる日がない。

でも 私は休む気なら休めたし、寝坊したってよかったのに、
元来のまじめな性格(バカともいう)が災いして、
つい、働いてる夫に悪いなどと思って 疲れがたまってても朝起きていた。
年も感じるようになってきたころ、たまたま忙しさが重なり、
どうにも身体が動かなくなって、毎日 休むしかなくなった。

私は今までやってたことをすべて辞め 夫には週1で休みにしてもらった。
夫が休まないことには、こっちも気が休めないのだ。
小5から高3まで新聞配達をして(今と違って休みはほとんどなかった)
家計を助けてきた夫と 一人っ子でのんびり育ってきた私とでは、根性も体力も違うのだった。

過労からくる不調は、薬ですぐ治そうとしてもダメだった。
とにかく 時間がかかってもゆっくり休むしか よくなる方法はないと悟った。
長いこと休まなかったが、けっきょく何年も休むはめになった。
こんなにまとめて休まなきゃならないなら、週1回くらい休みをとってればよかった。


そこで、最初にもどり、
日曜日は何もしないという宗教上の戒めが、
なんと理にかなっていたんだろう!

と思い至ったのだ。
宗教上のそういう決まりがなければ、あのアメリカの開拓時代、
人々は働きすぎて、過労で病気になったり死んだりしてしまっただろう。
無理やりでも休む日を作ることで、人々は健康を維持できたのだと思った。
神様だって、六日間働いたあとは日曜日に休んだのだ。

疲れてるみなさん
人間はそんなにがんばれないんです。
身体が悲鳴を上げてるのを、無視してはいけません。
疲労が過労になったとき、人は病気になるのです(心も)
過労になるまえに 休んで 自分を大事にしてください。
それが、結局、一番被害が少ないんだから。

休めないと思ってるのは、自分だけだったのよ。
何もかも振り捨て、身体の声に従ってればと、
この数年間、反省しきりのわたくしでした。

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