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看護師について

 皆さんこんにちは。

昨今、新型コロナウイルスの診療にあたる医師・看護師がニュースで取り上げられたり、Twitterのトレンド入りしています。その中でも#潜在看護師 や#看護師のオリンピック派遣 などが話題でしょうか。

 皆さん、看護師の仕事って大変だと思いますか?大変さは、所属している部署によって差はありますが、一律大変だと私は思っています。例えば、外来の看護師であれば、1日に何百人と来院する患者に問診や誘導、そして診療の補助、必要であれば患者とゆっくり話をし、緊急患者の受け入れなども行うでしょう。病棟にいる看護師も、入院している患者の病状を理解し、患者の状態を把握するだけでなく、点滴を作成したり先生の指示を確認したり、そのほか書類の処理、入院対応など多岐にわたります。正直、8時間労働では収まり切れない量の業務をこなしています。

 国会でも山添議員が言っていましたが、普段から人でが足りておらず、その中で、五輪への派遣なんてとても快諾できるものではありません。

 例えば、50人の患者さんを10人の看護師で業務を行うとします。内1人は看護師長は師長業務がありますので、患者を受け持ちすることはできません。内もう1人はリーダー看護師として、今日の治療や医師からの指示をすべて集約・調整などしています。じゃあ、のこり8人で50人の患者をみるとしましょう。看護師ひとりあたり6~7人の患者を受け持つことになります。その中で、例えば時短で働いている人もいるので、16時以降はさらに少ない人数で50人を見なければいけませんし、今の時期で言えば新人看護師も入ってきますので患者受け持ちに加えて新人指導も入ってきます。

 これはあくまで例ですので、いろんなルール無視している可能性がありますが、実際これを見て皆さんは”楽じゃん”と思うのかどうかということです。

 正直、国会で重要なことを話あってくれているのは重々に理解していますが、口だけで討論しているぐらいなら、頭下げて現場で1週間くらい体験すればいい。資格がなければできないことはありますが、資格がなくてもできることはたくさんある。すごく、邪魔だけど現場に入って、実体験してみればいい。
 今、看護師たちの現状と労働環境の過酷さを理解し、旗を揚げる議員さんがもしいれば、おめでとうございます。何十万人といる潜在看護師や現役で働いている看護師たちから多くの支持を集めることができるでしょう。

 そもそも夜勤をしている時点で、健康上よくないとデータはすでに出ています。限りなく看護師たちは自分の人生の時間を犠牲にして、人を救っています。それなのに、昨今の国の看護師への考え方は、目に余ることが多いです。

 ちなみにコロナウイルスのワクチン接種は、まだできていません。SNSを見ていると、徐々に接種している人達が増えていますが、私はまだです。
その現状でも、濃厚接触者疑いの人たちを診療する医療従事者の気持ちをもう少しご理解いただければと思います。

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