見出し画像

採用面接で、「学生時代に頑張ったこと」を聞く理由。/書かないよりは、まし。7

久しぶりに「寝落ち」した。しかも、2日続けてだ(1日目は、電気グルーヴのライブで踊り倒したのも影響してるが…)。
帰宅後、着替えることも、電気を消すこともできず、ただただベッドに倒れ込み、気づいたら朝を迎えていた。
会社員としての仕事と個人の仕事が先月から集中していて、疲労がピークに達しているようだ。

とはいえ、今のところはなんとか回せている。
膨大なTODOリストを見て、正直、不安な日々が続いてたのだが、「やればできる」というか「やるしかなかった」というか。
じょじょに、一つずつ、手離れできそうだ。

ここで一気に「採用」の話に飛ぶ。
所属しているサンクチュアリ出版が新卒採用をすることもあり(僕も関わる予定だ)、最近、頭がときどき「人事部」モードになる。

新卒採用の面接では、しばしば「学生時代に頑張ったこと」を聞くようだ。
「それって、なんか仕事に関係あるの?」
と思うかもしれないけど、(たぶん)直接的には関係がない。
僕が大学時代に一番頑張ったのは体育会の「合氣道部」の活動だった。
それが後年、編集者として役に立っただろうか?
イヤな著者を投げ飛ばすのに活用したなんてことはなく、せいぜい飲み会の(翌日には忘れるような)話のネタになっただけだ。

ただ、「何かを死ぬほど頑張った経験」は、「根拠のない自信」になる。
先述したように、ほとんどの場合、部活は直接、仕事には生かせない。
でも、たとえば合宿でメチャクチャしごかれたり、先輩の無茶振りが朝まで続くような飲み会を耐えたりした経験は、「やればできる」という古めかしい心のよりどころに変わる。
そんなもの、普段は使い道がないかもしれないけれど、「この仕事、本当に終えられるんだろうか?」という局面では役に立つ。
そして、仕事を頑張れば頑張るほど、そういうチャレンジングな場面に出くわすものだ。

僕は社会人になってから編集者以外の仕事をしたことがないから、話半分に聞いてほしいのだけど。
面接官は、「頑張ったこと」の中身に興味があるというよりも、「就職したあと、苦しいときに、また頑張れるか」という姿勢をたしかめたいんじゃないか。

いったん編集者になれば、とにかく「編集」を頑張るしかない。
学生時代何をしていたかは別に重要ではないけれど、「何かを頑張っていたか」は、聞いてみたいところではある。
まあ、しょせんは「人事部モード」の独り言だけど。

そうそう、出版志望の学生さんは、よかったらサンクチュアリ出版の「編集部」トークイベント、見に来てください。
詳細はこちら。
 *下までスクロールを

今のところ、全ノート無料にしていますが、「おひねり」いただけると励みになります!