見出し画像

「誰と組むか」で、けっきょく決まる。/今週の、いちばん。39

芸人さんなどを見ていると、よく練られた台本を演じてウケるタイプと、アドリブで爆笑をとるタイプと、両方いるように思います。
これ、他の仕事でも似たようなことが言えると思うんですよね。
ようは、準備や段取りをどこまでするか、どこまで守るか。
で、僕の場合は、「仕事のアドリブ」がちょっと苦手で。
できるだけ段取りを組み、つつがなく進めて、そこで生まれた余裕をさらなるブラッシュアップに使いたいんです。

けれど、世の中には、もちろん、そうじゃない仕事の進め方の人もいて。
締め切りや段取りはとことん無視する、でも気合いや腕力で、なんとか帳尻を合わせる。
その「間に合わせ力」には感動しますが、僕みたいな「台本」型人間とは、少々相性が悪いなと思うことも、正直あります。

最近、「アドリブ」型の働き方をする方との仕事が重なり、けっこうバタバタしています。
(冒頭の写真の)誰もいないオフィスの風景も、もはや慣れっこです。
いまさらですが、仕事って(もちろんその仕事にもよりますが)、本当に「他人」に依存しているものだなと。
自分がどれだけ効率よく予定を組んでも、「ちゃぶ台返し」を食らえばズレこみますし、「来るものが来ない」と動くことさえできません。
それを見越してこそプロだとは思うのですが、ちょっと予想外のアドリブが続いてまして、泣きたいくらいです…

誤解を招きそうなので書いておきますが、段取りが崩れること自体が嫌だ、というわけではないんです。
段取りが崩れることで、余裕がなくなり、その余裕のなさが仕事の質に影響するのが怖いんですよね。
追い込まれてから力を発揮するのがプロなのか? そこまで追い込まれる状況を作る時点でプロ失格か?
考え方は人それぞれですが、やっぱり「誰と組むか」が重要だなと、改めて思った三連休でした。

というわけで、年度末まで、なかなか飲み会に行けそうにありません…
(これが一番言いたかったことかも…?)

今週のいちばん、仕事相手について考えた瞬間。それは1月12日、誰もいない御茶ノ水のオフィスで働いていた瞬間です。

*「今週の、いちばん。」は、その1週間で僕がいちばん、心が動かされたことをふりかえる連載です(下の「このマガジンに含まれています」のリンクから全部の記事が読めます)

*2015年分を欠かさず読みたい方は、以下のマガジンをフォローしてください。2014年分はこちらのリンクで一気読みを

今のところ、全ノート無料にしていますが、「おひねり」いただけると励みになります!