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「近さ」は、すべてを解決する?/今週の、いちばん。64

いつ、このnoteを書くかで、いまの自分の忙しさがわかる。
というのも、文末にあるように、このnoteは週1更新をうたっている。
理想は、1週間が終わる日曜の夜。
あるいは、週の早めに「いちばん」な出来事があれば、金曜土曜の更新でもいい。
けれど、忙しいときは、それが翌週へとずれこんでいく。

今日は水曜日。かなり追い込まれている。
ベンチャーの仕事に加え、個人事業主のほうで久しぶりに本の編集に関わっており、そちらにかなり時間を取られ、休日もなかなか書いている暇がない。
その両方を回すのがずいぶん至難なわざなのだけど、最近、つくづく自分は「近さ」に助けられているなと思うようになった。

いま編集している本の著者の方のお住まいは、池袋の近くで、僕の自宅から3駅の距離。
イラストレーターの方は、偶然にも、いまのオフィスのご近所にいる。
急遽必要になった撮影の仕事は、同じ会社の白井カメラマンにお願いすることにした。
リモートワークが珍しくない時代に、物理的な「近さ」に感謝するのは古臭いかもしれない。
それでも、いざというときにすぐお邪魔できたり、落ち合えたりするという距離感は、やはりありがたい。

そもそも、僕の勤めるBOLBOPという会社も、オフィスへの出社が強制ではない。
子育て中の方や、僕のように色々な場所で働く人にはありがたい組織だ。
でも同時に、「物理的な遠さ」は「コミュニケーションの遠さ」を生むかもしれないなと感じることもあった。
メッセージと電話でやりとりしているだけでは、こぼれ落ちるものがあるなと、僕みたいな古臭い人間は思ってしまう。
少し込み入った話をしたいなというときに、なかなか相手がつかまらないというのは、やっぱり不便だ。

他の仕事を持ちながら、本を編集するというのは、僕にとって初めての経験だ。
その会社で本を作るのも初めてで、慣れない部分もあれば、作業量や時間が読めないこともある。
そんな中で、一緒に本作りをする方々が近くにいるという事実が、心強い。
まだまだフィニッシュまでは時間がかかるけど、こりずに近くで伴走していただけたら、嬉しい。

今週のいちばん、「近さ」に感謝した瞬間。それは7月19日、汗を拭き拭き、著者の方のご自宅に向かって、明治通りを歩いていた瞬間です。


*「今週の、いちばん。」は、その1週間で僕がいちばん、心が動かされたことをふりかえる連載です

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