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2021古民家合宿 5日目 生活環境



天気は晴れ。皆どことなく消耗しているが、着実に朝の集中を高めている。
この一週間で、合宿中に掴んだ集中を身に付け、都会の生活でもその意識を持続させることは難しい。
しかし、古民家の生活を経験した生徒は、古民家での生活という非日常的環境から都市生活環境を観察する事ができるようになる。

 私達は自らが普段暮らしている生活環境に対して、意識的にも無意識的にも落ち着きを覚える。
しかし、生活環境の外側に出なければ、自らが普段活動している環境を全体視することは出来ない。たしかに、少なからず他の場所よりは安定している土壌から飛び出すのは勇気が必要であるが、それでも普段の生活と比較できる生活環境を認識することは、人が自らの行動を見直す上での大切なプロセスなので、少なくとも15歳頃までには体験してほしいと思う。
 自らの生活をいきなり修正するのは大人でも至難の技である。しかし、修正するにせよしないにせよ、いずれにしても自らの癖に自分で気づく必要があることは確かだ。言うなれば自己認識しなければ、修正は愚か、自分には行動の自覚も無いので、自分の行動が原因となっている相手の反応も理解できないはずである。 夏休みの様な長期休みは、旅行や合宿など非日常生活を通じて日々の生活を客観視しよう。

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