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2021古民家合宿 1日目 環境音


本日より古民家合宿2021が開催された。
前日泊スタッフ3人で、快適な合宿生活を送る為の下準備は主に、
清掃を含むカビの処理を始め、布団を干したり、買い出しをして参加者が学習に向かうことのできる環境を整えることである。
その甲斐もあって、今日はスムーズに合宿を開催できた。


学習時間、都会生活から飛び出してきたゲーム中毒の少年が耳にイヤホンをしている。
少年「あ、これは虫の羽音とかを防ぐために付けてるんです。」
と言いながら、イヤホンが何処にもつながっていない事を見せつける様にプラプラと線をいじっている。
自分「虫の声が聞こえる方が落ち着く人もいるよ。」
少年「いや、そういう音じゃなくて。」
古民家では、時々国道をブッ飛ばす車の音も聞こえるが、それ以上に蝉の鳴き声の方が大きい。
16時10分現在、少なくとも3種類以上の蝉の鳴き声が聞こえる。
はじめのうちは鬱陶しく聞こえる音も、しばらくすれば気にならなくなる。
羽虫も同様に、はじめのうちは羽音にいちいち反応するが、それもそのうち大袈裟に反応しなくなる。
学習も似ている所がある。初めのうちはすぐに挫けていても、そのうち小さな事では挫けなくなる。その粘り強さの積み重ねが集中力、そして学力へとつながっていく。

しばらく集中している状態が続いてくると、集中が切れた途端にお腹が空いていることに気付いたりする。
もし反応している事に気がつければ、おにぎりを食べて反応に対応し、さらに先の集中を手にする事を自己選択できるのだ。
合宿の前半で適度な集中状態を連続的に体験し、後半につなげていきたい。

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