住箱 in 大阪りんくう

はじめに

snow peak で販売している「住箱」という木の箱があります。
トレーラーハウスとして販売されていますが、宿泊施設として泊まることができる snow peak の店舗が全国にいくつかあります。
いくつかの施設に泊まり、施設によってサービスや設備が異なり、空気感なども異なることが面白いなぁと感じたので、せっかくなので感じたことをまとめてみようと思います。

まずは、大阪から。

施設概要

大阪府泉佐野市にある「りんくうプレミアム・アウトレット」内にある snow peak 大阪りんくう店には、宿泊施設として 5 台の住箱が設置されていてます。
価格などの詳細は公式ページを確認していただきたいのですが、「スペシャル1泊2食プラン」「スタンダード1泊2食プラン」「1泊朝食付きプラン」と「ペットと泊まれる宿泊プラン」が用意されています。スペシャルとスタンダードの違いは主に夕食が snow peak eat かテラスで BBQ かの違いのようです。

住箱が設置されているのは大阪湾沿いで、海に向かって正面が向いているので、大阪湾とその向こうにある関西国際空港が見渡せます。夕焼けがきれいなことで有名なスポットで、晴れている日の夕方にはとてもきれいな夕日が見えます。

泊まってみた

夫婦で「1泊朝食付きプラン」での宿泊でしたが、夕食は snow peak eat でいただきました。

大阪観光をしていたため、チェックインがギリギリになってしまいましたが、夕日の時間にはなんとか間に合いました。
話の通り、目の前が大阪湾なため、水平線に赤い夕日が沈むのがはっきりと見えました。私たちが泊まった住箱の中からは位置的に沈む夕日は見えませんでしたが、季節や泊まる住箱の位置によっては、住箱の中からメインの窓を通して夕日を見ることができるのだと思います。

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夕日を堪能した後、ようやく住箱の中でゆっくりタイムです。
住箱の外観は東京国立近代美術館で開催されていた「隈研吾展」で展示されていたので、一通りみていましたが、海沿いに設置されているせいか、だいぶ汚れが目立っていました。
海沿いかつ街中という条件で、この程度の汚れで済んでいるということが、逆にすごいことなのかもしれませんが・・・。
ただ、ウッドデッキやタープなどが設置されていて、気候の良い時期であれば外で BBQ とかもできるらしいので、住箱の中から、海をバックに BBQ をしている家族写真などが撮れたら素敵なのではないかと思いました。

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住箱の中はとてもきれいで、四方をヒノキで囲まれ、正面には大きな窓が 2 枚あり、中から見る外の景色はとても素敵でした。

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住箱の中に設置されていたのは、大まかに、クィーンサイズのベッド、洗面台、冷蔵庫、電気ケトル、テーブル(IGT スリム)、椅子(ローチェア・ショート)x 2、鏡、ハンガーフック x 2、バスタオル・フェイスタオル x 2、ガス缶類、調理器具(トラメジーノ)、マグカップ・シェラカップなどでした。冷蔵庫の中には、翌日の朝食のホットサンドの食材が既に用意されていました。
思ったよりも snow peak 製品が少ないような印象を受けました。ケトルとかはバルミューダじゃなくて、自社製品にしたら・・・とか少し思いました(笑)
あと、細かい話ですが、ラグがなかったんですよね、テーブルの下に。後で他の住箱に泊まって実感したことなんですけど、ラグがあるのとないのではくつろげる感が全然違いました。ずっとカチッとしてしまうというか。

シェルフコンテナに消耗品というか宿泊客が使うもの類が納めてあって、この辺は可愛くて、シェルフコンテナのお洒落な使い方だなぁと思いました。

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トイレとシャワールームは比較的近くにあり、夜中でもそれ程苦労なくトイレに行けると思います。
なによりも、トイレもシャワールームもとてもきれいでした。
(たしか、シャンプーなどはあったと思いますが、クレンジングとか細かいアメニティはなかったと思うので、その辺はやはり自分で用意していく必要があります。歯ブラシもなかったかな。)
私たちはシャワールームは使用せず、近くの温泉施設に行きましたが、snow peak の宿泊施設の水回りの綺麗さはほんとうにありがたいなとつくづく思います。あと、暖房が常に入っているのもありがたいです。

所感

ホテルと思って利用すると不便さ・物足りなさが目立つと思いますが、グランピングとして、テントやシェラフの代わりに住箱で寝泊りすると考えると、圧倒的に快適です。どういうスタンスで利用するのか、どういうコンセプトで宿泊施設として運営しているのかによって、捉え方が大きく変わるところだなぁと思いました。

snow peak の製品は興味あるけど、まだ購入していないという方にとっては、snow peak 製品を実際に使って体験する良い機会になるのではとも思いました。そういう観点だと、もう少し snow peak 製品が住箱内に置かれていてもいいのかなと思います(その辺は、やはりコスト意外にもいろいろな課題もあるというのは理解できるのでバランスが難しそうですね)。

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