E8系・SATONOの試乗と猫より切符
1.山形新幹線 E8系
2024年3月のダイヤ改正でデビューした山形新幹線E8系。
車内のデザインはグリーン車・普通車とも通路を最上川の流れに見立て、山形の風土を表現。座席は車椅子席を除いて2+2配列で、全席に電源コンセントを設置。各座席にコンセントがあるのは大きい。
グリーン車は「最上川と月山」をテーマとし、座席には月山の緑色と最上川の水面の印象を組み合わせたカラーリング。
普通車は「最上川と紅」をテーマとし、紅花の黄色から抽出した紅色までをグラデーションで表現した座席。
車椅子スペースは2020年10月に改正された高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律(バリアフリー法)省令のバリアフリー基準が適用され、普通車の車椅子スペースを3席設置と、従来の新幹線車両より車いすスペースが大きく確保されている。
7両編成で、東京~山形・新庄間7両単体で運転することもあるが、東京~福島間は「やまびこ号」と併結運転している。
今回、グリーン車・普通車とも試乗かねて乗り比べ。
グリーン車はフットレスマットはもちろん、リクライニング機能が充実。
普通車も各席にコンセントがついているのは大きい。
E3系もまだ現役だが、2023年に復活した旧塗装(銀色つばさ)もこの1本のみ。
現:山形県知事の強い要望で現在の塗装へ変更。
山形県出身の工業デザイナーがデザイン。
2.山形鉄道 フラワー長井線
赤湯駅~荒砥駅の30.5kmを結ぶ路線。
かつてJRが運行していたが、1988年に沿線自治体により第三セクター鉄道として運営。
赤湯駅、東口はJR、西口は山形鉄道の管理
途中「あやめ公園」という駅があり、長井あやめ公園の最寄り駅。
ちょうど、あやめ祭りの有料期間で降車の際割引券が配布される。
また団体客も乗車し、2両のうち1両は団体貸切車両だった。
JR米坂線今泉~萩生駅、山形鉄道今泉~時庭駅間の途中にある旧白川信号場までは共用使用。
なお米坂線今泉~新潟県・坂町間は、2022年8月豪雨の影響により現在も運休。バスによる代行輸送を継続。
米坂線方の線路は、見てのとおり錆が酷い。
赤字路線であり、2021年度の営業係数は平均約3400円。復旧するにも莫大な費用がかかるわけで。JRと自治体が折り合いがつかない。
復活したら乗り通ししたい。
今泉駅は、米沢~今泉間の運行管理、旧白川信号場構内の管理もしておりJR直営駅。
米坂線 今泉~米沢間のみ折り返し運転
3.羽前小松駅
米坂線 羽前小松駅。
猫駅長「しょこら」がいる、駅業務を受託するNPO法人えき・まちネットこまつが乗車券類の販売をしている。
マニアの間では、「手書きのきっぷ」が発券されることで有名。
こちらで翌日乗車する指定券を購入。
なので「花より団子」ではなく『猫より切符』
山形駅まで移動し、ロッテリアか豚カツ屋か・・・米沢牛ではなく山形牛ということで、バスターミナルビルにある「焼肉冷麺 さくら」で上カルビ定食(1380円)。量は物足らなかった。
あと、夕飯で焼肉屋でご飯食べることを避けなかったのだから、大人になったなぁと。
4.観光列車 SATONO
2月に乗車したひなび(陽旅)と同じく、リニューアルした観光列車「SATONO」
基本は、喜多方~郡山間での運用だが、6月の土日のみ山形~左沢間で運行。
左沢線完乗と車内改札のスタンプ回収を兼ねて乗車。
進行方向前から、1号車がグリーン車、2号車が普通車
ただね、フリースペースを良いことに右側にコンセントがあるのがお分かりいただけるかと思うが、ずっと占拠している厄介がいまして。
邪魔でしかない。
約45分という短い時間で、終点左沢に到着。
正直、山形県は詳しくないので、左沢がどこ?と聞かれても分からないのと、なにが有名なのかも分からない。
次の列車で羽前長崎駅へ。
こちらも「手書きのきっぷ」が購入可能。
買ってから予想外のことに気付いたがそれはまぁ。
時間が余ったので寒河江まで戻り、復路のSATONOに乗車。
まずは1番の目的である「手書きのきっぷ」と車内改札のスタンプ、E8系、左沢線にも乗車できたので良かったです。
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