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久々に糞バイク制作の夢でも語るか

 最近頼まれていたデッドリフトの記事をずっと練っているのだが、10日ほど前にまたコロナを貰ってしまい下痢がヤバすぎて外出すら出来ないので暇つぶしの記事を書く。

 俺はバイク改造愛好家である。カスタムビルダーと言えば聞こえがいい。まあこの手の愛好家はちょっとしたバイク整備の才能と、創造性があればいくらでも産まれる。バイクは大きなプラモであるので、切った張った、更に溶接まで出来ちゃえば自由自在に面白バイクが作れてしまうのだ。

 で、中古車市場には不人気車と言う物がある。所謂糞バイクである。これがカスタム、チューニングベースとして手頃な価格で手に入るのでこれらの面白バイククリエイターはこの手の糞バイクを自分のカスタムベースとして購入するパターンが多いのだ。そしていつしか手段と目的が逆転し、楽しいバイクを安く作るために糞バイクを買って弄る、から糞バイクでいかにして楽しいバイクを作るかが目的となっていく。

 では日頃から練っている糞バイクカスタムの妄想を垂れ流す事にするか。


1 ヤマハ XV250ビラーゴ 

 言わずと知れた名車である。2023年現在でも北米で生産している。昔から筆者はハングオン(正しい英語ではハングオフ)以外に足を先に出すスタイルで峠を攻める車両が出来ないかな、と考えていた。

 筆者がバイクに興味を持ったのは小5である。当時はまたスーパーモトが無かった。よって足を前に出すスタイルでコーナーを攻める動きをするのはオートレースの車両しかなかった。

 で、このビラーゴ、改造すればこれに近い事が出来そうなのである。まずはこのブログを見て欲しい。

 このブログではリアのショックを長いものに交換すればフロントのキャスター角も起きて取り回しが良くなるし、ステップ位置がビラーゴは高い位置にあるので寝かせやすいとも書いてある。

 これは丁度膝が来る位置にオートレーサーの膝押し棒でも作ってやればオートレーサーと同じような戦闘スタイルのマシンが出来るのではないか?という悪魔的アイディアを思いつかせるのに充分すぎる情報であった。

 しかし問題はエンジンである。250の139kgという数値は確かに素晴らしいが、空冷SOHCの22馬力では弱すぎる。但し250にしかない特徴もあるのだ。

 実はビラーゴには525だとか、750だとか色んなバリエーションがあるのだが全てドライブシャフトである。ドライブシャフトだとリアのホイールのインチアップをするのが難しい。

 反面250のビラーゴだけはチェーンドライブである。SRV250の18インチをそのままポン付け移植可能だ。これで前後18インチの車両が完成となる。前述のブログのショック上げだけでなくホイールまで交換。後輪のグリップ力強化による走り性能向上に期待が持てる。

 エンジンも一応調べるだけ調べた。すると同じクランクケースを使用している台湾のFZR150というモデルがある。

 そしてこのFZR150,なんとボアアップキットで350ccにまで出来るらしい。なんだ所詮350ccかよ、と思う人もいるかもしれないが、これにFCRとか積めば結構なパワーは出るだろう。ついでにVブースト化だ。

 可愛らしいビラーゴの変なケツ挙げ版が峠の下りでSSを追いこんでる図を見てみたくはないか?とは言え日本でやるとは限らない。


2 ボルティ

 安さで有名なボルティ、トコトコ河川敷を走ったりするのが楽しいバイクだ。しかし筆者はこのような見た目糞遅バイクをチューニングして速いバイクをチギるのが好きだったりする。

 ボルティの前身はGN250というバイクで、これはバイクが規制されてない頃の中国で大ヒットしていた。警察の白バイがこれであった。ちなみにボルティはこのGN250の外装をちょこっと弄っただけのバイクである。

  ボルティの持つ可愛さをそのままに、走れるバイクにしたい。というわけでまずはライディングスタイルからの設定なのだが、このバイクはDR250Sがベースで、派生形としてグラストラッカー、グラストラッカービッグボーイがある。ここから考えるとハングオン乗りよりはモタード乗りのほうが良い結果が出そうだと筆者は分析した。

 かといって倒立フォークだの剛性が高すぎるオフの足回りを入れてしまうとフレームのネックが逝くだろう。ここは少しグレードアップさせる程度で充分である。何よりノーマルの雑魚バイク感を崩したくない。

 エンジンもこれについては随分と調べた。するとこんな文献が出て来た。

「ボルティを排気量アップしたいなら、Powroll Productsから出ていた350キットが適切です。
現在カタログ落ちしていますが、元々セミオーダーだったので注文すれば作ってくれるはず。
350まではいらないというなら、以前オートリメッサから出ていた280キット」

 アメリカの会社かな?まだ存続しているからなんとかなりそうだ。最悪3Dプリンタと削り出しシリンダーだ!!またバーナムキットという謎ワードも出て来た。

 ボルティーについてはおそらく日本で乗らないとこのバイクが速い、という事のギャグが解ってもらえないと思う。なので実現の可能性は低い。しかしやれるなら必ずやってみたい。


3 スズキ XF650 フリーウィンド
 

 日本では知名度の低いバイクだが、ヨーロッパ特にロシア方面では手頃な価格と650単気筒、空冷(油冷)というメンテのしやすさも相まって結構人気が出たモデルのようだ。

 但しこのバイクは5速しかないという致命的な問題を抱えている。アドベンチャーなのに5速・・・うーん、これはアドベンチャーとしての使い方をするから駄目なのである。

 筆者はこれでダートトラックのバイクを作ろうと考えている。実際このバイクは空冷なので外装を弄っちゃえば見た目はかなりイケている。中古市場では破格で売られている事が多いので、2,3台まとめて買ってあれこれ弄っても面白そうだ。

  これらのトラッカーカスタムバイクは街乗り+たまに軽めの未舗装路を楽しむものだと割り切りたい。


 とりあえず今回はこの3台で・・・
 尚この記事の執筆時間、20分。



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