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Photo by kyo_2020

2021年3月25日　-VUCAの時代に優しさと思いやり-

TAKAYUKI NAKASHIMA

おはようございます。中嶋です。いよいよ春を思いっきり感じれる時期になりましたね。桜も良い感じで咲いてきているので視覚や体感で季節を満喫する時間を少し創ってみて下さい。

さぁ、そして、今からみんなの新しい2021年度がスタートするのです!!


前にも書いたけど、VUCAの時代。

VUCA（ブーカ）とは、Volatility（変動性・不安定さ）、Uncertainty（不確実性・不確定さ）、Complexity（複雑性）、Ambiguity（曖昧性・不明確さ）という4つのキーワードの頭文字から取った言葉。

安定を求めようとするのは、快適を求めようとするのは、VUCAの状態で居ることに不安や不快を感じるから... それが心理的にどれだけ負担に、ストレスになるのか? それが人嫌だからなんだろうと思う。

一歩外に出れば、もしかしたら犬に追いかけられるかもしれないし、もしかしたら蚊に刺されるかもしれないし、蜂があなたを狙っているかもしれないし、道路のうんこを踏んでしまうかもしれないし....

分からないことや知らないこと、そして出来る事や出来ないこと。

そんな事が少し劣等感を感じたり、不安を感じたりして生きていくことがあります。

失敗やミス、負けることや上手く行かないこと、そんな事が自分の一歩目を止めるのです。そうなって心がVUCAになりたくないから....



海外に行くと、とても分かります。

言葉が通じるのか? 伝わっているのか? 言うことが理解出来ているのか?そもそも言語が違う中で分からないことだらけの中に身を置くこと。

そう、VUCAそのものです。

でもね、そんな時に経験があるのは、思いやりを持って優しくしてくれる人が居るということ。そういう出会いは心を揺さぶられます。

生きていること。

それこそが、既にVUCAです。

試合に出ること。それもVUCAです。

だって、勝つか ? 負けるか? なんて誰にも分からないし、少しでもそのVUCAの中で、解決していく術を持つことが大事なのです。それを少しずつ体験し学んでいくのです。

そこの根底にあるのが、優しさだったり人を思いやる気持ちだったり、心理的安全性って言葉を使いますが、そういう環境を創ることもだし、自分がVUCAに飛び込む時にも誰かの優しさにふれることもあるし、誰かが飛び込んだ時に支え見守る優しさも必要なんじゃないかな? 

と、思う。

けど、今は安全で安心で安定しすぎて、VUCAに慣れておらず、そういう余裕やそういう思いを抱くことが少ないような気がします。

子育てで言うと、そりゃ何もなく目的地にシューンって進む人生が良いかもしれないけど、VUCAの中からシューンって生きた人生の方が深みも優しさも感じれると思うのです。

サッカー始めたら、そんなに簡単にシューンって上手くはなりませんし、一度も負けたことないやつは、一度もやったことない人です。

一度も失敗したことない人は、一度もやったことのない人。

どんなに有名な選手であっても、全てうまく行く人なんて１人も居ないのです。

だからこそ、僕は人にやさしくありたいし、人の痛みも弱さも感じれる人になりたいと思う。


昨日、You Tubeで流れてきた動画


実は、こういうシーンに結構出会う。

Twitterにも書いたけど、日曜日の夕食時にはかなりの確率でこうやって責められてる子供に出会ってきた。



だから、優秀選手になれないの

だから、試合に出れないの

だから、ミスするの

だから、誰とかみたいになれないの

だから....


だからは、VUCAの先に生まれた結果。その子のプレーの意図、技術の精度、心理的にもの、身体的な成長の部分、色んな背景なんて構いなく....

誰かとの比較、誰かとの差、誰かとの違いをぶつけてくる....


でもね、もし子供が....

自分は誰と誰のDNAなの?  

なんで、うちは誰とかくんちみたいじゃないの?

と言われたらお父さんもお母さんも怒るんじゃないかな?と、思う。

でも、そうやって怒るような事を子供に言っていることは中々理解できないのかもしれないね。


やってるのは、VUCAを楽しむたかだかサッカーと言うゲームなのに....

サッカー自体がVUCAだし、VUCAを楽しむためにゲームをする。それに負けただけ。それだけだ。

そう、悔しさや難しさを知っていれば、優しくなれるはず。

VUCAを支えるのは、優しさや思いやりなのだ。

だれかが言ってたけど、人生なんて死ぬまでの暇つぶし

どうせ死ぬんだし、いつか死ぬんだし、であればその暇に少しでも自分の心が豊かになれる時間を潰していきたい。そして、誰かに少しでもそれが伝わって生きるパワーになればいい。

生きてれば良いこともあるし、悪いこともある。

それ全部含めて、優しさと思いやりに溢れる社会になれば、きっと心はVUCAではなくなるんじゃないかな?


少なくとも、僕はそう生きたいと思う。


ではでは、春を感じに行きましょう!!! 

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